ツタンカーメン王、他殺証拠なし…
2005年3月9日 ニュース・ツタンカーメン王、他殺証拠なし…CTスキャン調査(毎日新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050308i520.htm
以前、CTスキャン調査開始と報じられたニュースの結果。
>謎に包まれていた同王の死因について、他殺の証拠は認められなかったと発表した。
・遣唐使が持ち帰る? 陶製の獅子の頭が出土
中京区の平安京跡(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005030800229&;genre=M2&area=K1C
・飛鳥時代の巨大正殿を確認
天武の宮殿中枢(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005030800134&;genre=M2&area=N10
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050308i520.htm
以前、CTスキャン調査開始と報じられたニュースの結果。
>謎に包まれていた同王の死因について、他殺の証拠は認められなかったと発表した。
・遣唐使が持ち帰る? 陶製の獅子の頭が出土
中京区の平安京跡(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005030800229&;genre=M2&area=K1C
・飛鳥時代の巨大正殿を確認
天武の宮殿中枢(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005030800134&;genre=M2&area=N10
カレールゥ「ZEPPIN」使用感。
2005年3月8日 飲食2層ルウだからできた、「コク」と「香り」の絶妙なハーモニー!「香りの“ルゥ”」の中に「コクの“ペースト”」を封じ込めた、2層の新しいカレーです。外側のルウには、香り高い40種類のスパイスを使用。内側は、熟成させた「特製フォン」と「デュクセルソース」が詰まったペースト。「コク」と「香り」が融合した、専門店風の味わいがお楽しみいただけます。新発売のカレールゥ「ZEPPIN」を使ってカレーを作ってみた。
ほかのルゥより少々高いが、どんな味なんだろう?
今回はルゥの試食(?)なので、奇妙なアレンジはナシの方向で。
パッケージのレシピにそって調理してみる。
ジャガイモは好みに応じてということなので、今回は不採用。
牛肉、タマネギ、ニンジンでいってみましょう。
なお、ルゥが4皿分×2パックではなく、2皿×4パックなのが、地味にポイント高し。ちょっとカレー作る時など良い感じかも。
見た目は欧風カレーっぽく、赤褐色で表面に脂が浮いている。
香りはなかなかで、かなりスパイシーな良い香り。
カレーが美味い喫茶店の匂いだ(苦笑)
味の方もなかなかで、単に辛いカレーではなくスパイスがミックスされた深みのある味わい。ルゥだけでお手軽にスパイシーなカレーが作れる。激辛カレーが好きな人にはイマイチ物足りないかもしれないが、欧風カレーが好きな人には結構良いかも。
大倉崇裕『やさしい死神』
2005年3月7日 読書落語専門誌の編集部に配属された間宮緑に落語がらみの騒動が持ち込まれる。「名探偵」でもある牧大路編集長とのコンビで展開する、バラエティに富んだ作品5編を収録した、落語シリーズ第3弾。今回は、はっきり言って不満が多い。
1作目の短編集『三人目の幽霊』程のインパクトもなく、2作目の長編『七度狐』程の密度もない。5作の短編はどれも趣向が凝らされていて、物語それ自体は悪くない出来である。
しかし、落語にネタを求めるあまり、落語解説的な文章が散見され、非常に興冷めである。もちろん、落語の解説をしなければ物語を味わうことができないので、解説は必要だ。問題は解説と物語の配分の問題であり、文章の紡ぎ方の問題である。探偵役である編集長及び女性編集者のキャラクターが描かれず、あくまで「探偵役」という記号でしかないのが残念である。ミステリ的評価としては、それでなんら問題は無いのかもしれないが、ひとつの物語としてみれば、やはりやや無味乾燥的である。
端的に言えばもう少し叙情性が欲しいということになるだろうか。北村薫「私」シリーズのような傑作があるだけに、この差は大きいと思われる。(もっとも、「私」シリーズは落語に限った話ではないので、同ジャンルとするのは乱暴ではあるが。)
残念ながら、過去2作をこえる短編集ではなかった。残念な一冊。
期待が大きかっただけに、少々厳しい意見となったが、
次はぜひ1作目を上回るインパクトと、物語としての面白さをお願いします。
田中芳樹『白夜の弔鐘』
2005年3月6日 読書ドライな仕事ぶりでは右に出る者のない古郷聖司は、傭兵組織の仲介で、建設中のベーリング海峡ダムをソ連反体制組織の手から守るよう依頼を受ける。「コーリャ」という謎の男に、妻を射殺されたKGBのマリノフは仇討ちの炎を胸に捜査を開始する。二人が出会った時、大策謀が明らかになった。アクション描写も冴える超人気作家、初期の冒険巨編。田中芳樹の処女長編。初刊行は1986年(徳間文庫)で、1998年(幻冬社)版もあり。上記の惹句はAmazonの幻冬社版から。
タフで陽気な傭兵崩れの主人公、一本芯が通ったヒロインと、登場人物がいきいきとしていて、純粋に読んでいて楽しい。物語のテンポも良く、一気に読めてしまう。まさにエンターテイメント。派手さは無いが、良い仕事してる。
最近の著者は、政治家とか官僚とかに作中で文句言ってばかりなので、またこの手の爽快感ある物語を書いて欲しい。
クレアー・パイ『フューチャー・イズ・ワイルド完全図解』
2005年3月5日 読書2億年後の未来生物を生物学、地球物理学など科学的アプローチからリアルに描いたあのベストセラー『フューチャー・イズ・ワイルド』のビジュアル版。各生物の特徴と生態をフルカラーで徹底図解!地球のプレートテクトニクスから生物の進化、食物連鎖などまで理解できるので、子どもから大人まで、読んでも、眺めるだけでも楽しめる一冊です。2億年後の生物を科学的に想像したビジュアルムック。
未来の生物は結構トンデモ系で、本当にこんな生き物が現われるのか?と首を傾げつつ、眺めてみる。系統進化などはまじめに考証されているようだが、ややネタ先行のようにも思える。
しかしながら、想像の翼で未来の地球を飛んでみるのも悪くない。
残念な点がひとつ。CGや写真はキレイだが、イラストがいただけない。あまりにも稚拙。
底本である『フューチャー・イズ・ワイルド』も読んでみるか。
DVDもあるらしい。……その調子で、カンブリアの海もCGで再現してくれないだろうか。海外の番組でそういったのがあったような気もするが。
ZEPPELINカレー。
2005年3月5日 飲食スーパーで買い物中、新しいカレールーを発見。
目に付いたのは、「ZEPPELIN」…?ドイツのカレー?
手にとってまじまじと見ると、「ZEPPEN」だった。
なるほど、「絶品」ね。
見間違いは脇においといて、ドイツ風カレーを妄想してみる。
ドイツといえば、やはりジャガイモとソーセージ(偏見)
ホクホクのマッシュポテトにあうカレーソースはないだろうか。
具材はソーセージと肉団子、タマネギとキャベツなど。
良く煮込んでスパイスで味付け。カイエンペッパーとかじゃなくて、キャラウェイとかハーブでほんのりと。アクセントはブラックペッパーで。
バターライスにマッシュポテトを混ぜ込んで、ソースをかける。
仕上げにパセリを散らしても良いかもしれない。
……今度作ってみよう。何事も実験。
目に付いたのは、「ZEPPELIN」…?ドイツのカレー?
手にとってまじまじと見ると、「ZEPPEN」だった。
なるほど、「絶品」ね。
見間違いは脇においといて、ドイツ風カレーを妄想してみる。
ドイツといえば、やはりジャガイモとソーセージ(偏見)
ホクホクのマッシュポテトにあうカレーソースはないだろうか。
具材はソーセージと肉団子、タマネギとキャベツなど。
良く煮込んでスパイスで味付け。カイエンペッパーとかじゃなくて、キャラウェイとかハーブでほんのりと。アクセントはブラックペッパーで。
バターライスにマッシュポテトを混ぜ込んで、ソースをかける。
仕上げにパセリを散らしても良いかもしれない。
……今度作ってみよう。何事も実験。
水原秀策『サウスポー・キラー』
2005年3月4日 読書旧弊な体質が抜けない人気プロ野球チームの中で孤軍奮闘する、クールな頭脳派ピッチャー。彼は奇妙な脅迫事件に巻き込まれていく……犯人の狙いはいったい何なのか? 孤高のヒーロー大奮闘!野球風味ハードボイルド。
まさに直球ストレート。基本に忠実で文章も巧い。主人公は適度に気障でイイ男。おどけて見せることはあっても、意志が強く頭脳明晰。ハメられても孤立しても、怯まない。孤軍奮闘もこの手の話の醍醐味だろう。
ありがちといえばありがち、王道といえば王道だが、きちんと良い仕事しているのには好感が持てる。妙に奇を衒ったミステリが横行するいま、この素朴かつスタンダードな味はある意味、新鮮。
ミステリというよりはハードボイルド小説だが、物語に引き込んで一気に読ませるパワーは素晴らしい。
ラテン語はわかりません。
2005年3月4日 仕事現在抱えている仕事で、植物の学名をタイピングしている。
学名なので、当然ラテン語。
私のラテン語知識は、学生時代に生物学か何かで「二名法」とかやったよなぁ……という程度のオソマツなもの。属名とか種小名とかチンプンカンプン。外国語は英語と中国(北京)語しか習ったこと無いので、性数格の変化なんてわかりません。
種小名japonicaが「日本の〜」であろうことは想像できるのだけど、japonicumとの差はナニ?とか思ってしまう。(これは性数格の変化ではないのか?)
タイプするだけなんで、気にしないでチャカチャカとアルファベットをうてば仕事は進むのだけど、〜tiiとか〜eaeとか英語とは違うスペリングに結構イライラする。属名や種小名は斜体(イタリック)表記で、略号(var.とか)や人名は立体(ローマン)で表記する(と、うろ覚え。だ)が、どれが略号かどこからが人名なのか判らないものがある。うーん……
分野違いは承知しているけど、学生時代にもっと勉強しておけば良かったよなぁ……
学名なので、当然ラテン語。
私のラテン語知識は、学生時代に生物学か何かで「二名法」とかやったよなぁ……という程度のオソマツなもの。属名とか種小名とかチンプンカンプン。外国語は英語と中国(北京)語しか習ったこと無いので、性数格の変化なんてわかりません。
種小名japonicaが「日本の〜」であろうことは想像できるのだけど、japonicumとの差はナニ?とか思ってしまう。(これは性数格の変化ではないのか?)
タイプするだけなんで、気にしないでチャカチャカとアルファベットをうてば仕事は進むのだけど、〜tiiとか〜eaeとか英語とは違うスペリングに結構イライラする。属名や種小名は斜体(イタリック)表記で、略号(var.とか)や人名は立体(ローマン)で表記する(と、うろ覚え。だ)が、どれが略号かどこからが人名なのか判らないものがある。うーん……
分野違いは承知しているけど、学生時代にもっと勉強しておけば良かったよなぁ……
北森鴻『パンドラ’Sボックス』
2005年3月3日 読書画壇の寵児が突然の自殺を遂げた!その死に秘められた謎とは?(「仮面の遺書」)。警察に届けられた殺人者からの告白文。その衝撃の内容から、日本の古代史の謎にメスが!?(「踊る警官」)。大胆な着想と、鮮やかな謎解き!読者に息つく暇さえ与えぬ、卓抜なストーリー展開!短編の名手が放つ、デビュー作から今日までの珠玉の短編七本を収載!さらに、各々の短編に合わせ、作家の肉声をユーモアと哀感をこめて書き下ろしたエッセイを掲載!フィクションとノン・フィクションが絶妙に融合したクロス・オーバー・ノベルス、ここに誕生。短編集+エッセイ?
作家、北森鴻がどのように誕生したかを赤裸々かつ暴露気味に語ったエッセイも収録。過去の短編を並べ、「あの頃は…」と述懐するスタイルはなかなかに面白い。著者曰く「私生活を切り売りする」とは、まさにそのとおり。
収録された短編は7作。現代ミステリ、時代物、少年少女向け作品、あの『支那そば館の謎』の番外編と、バラエティに富む構成。
収録作は幅広く好き嫌いもあるだろうが、赤裸々なエッセイ?は一読の価値あり、の一冊。
石田敦子『アニメがお仕事!』2巻
2005年3月2日 コミックイチ乃と二太は夢追う双子のアニメーター。2人が働くスタジオはオリジナルテレビアニメの仕事で大忙し。遅くても地道に働くイチ乃と背伸びして原画のバイトを始めてしまった二太…双子に転機が訪れる!?アニメーター青春グラフティ、激動の最新刊!!ストーリーはちょっとした山場に突入。
激しく感情が込められた1ページ1ページに心が揺さ振られる。
先に進めない焦り、負けたくない相手には追いつけない、後から来た人間に追い越されそうな焦り、そして失恋?と、かなりツライところだが、二太には立ち直って一歩前に進んでもらいたい。(掲載誌最新号ではまだダメだった…頑張れ〜)
登場人物の喜怒哀楽がストレートに伝わり、アニメ製作現場のリアリティもありそうで、好感が持てる1冊。特に今回は感情の振幅が激しいから……
『12人の優しい日本人』
2005年3月1日 映画日本に陪審員制度があったらという架空の設定を基に、12人の陪審員がある殺人容疑者の判決をめぐって議論を繰り広げるコメディ。監督は『櫻の園』の中原俊。見るのは2度目ですが。
言わずと知れた、三谷幸喜脚本による東京サンシャイン・ボーイズの同名舞台を映画化。脚本も素晴らしいが、映画版の出演者の演技も素晴らしい。
12人の陪審員の意見が、有罪と無罪をいったりきたり。そのコメディさが面白い。エンドロールの演出も良く、見終わったあとは何だか嬉しくなる傑作。
舞台の方が良かった……とはネットでも良く聞く感想だが、残念ながら舞台は見ていない。この映画よりもさらに良いというのなら、ぜひ見てみたいのだが……再演はないだろうな。
しばらくトンカツはいいや。
2005年2月28日 飲食町内のトンカツ屋が本日で店じまいとのこと。
20年以上続いた地域の有名店だけに、職場にも残念がる人が多い。
私はこの町に来てまだ4年なので、そう親しみがあるわけではないのだが、美味くて良い店なのは確かだ。
そんなわけで、昼食は職場の連中と連れ立ってトンカツ。
私のオーダーは(食べたことなかった)「大トンカツ」¥945ナリ。
(いまさらだが、税込み表記に便乗値上げしなかったのも好感が持てる)
ちなみに、同僚のオーダーは「カツカレー」。そういえばここのカレーは食べたことなかったな。もうその機会も無いか……
さて。初挑戦の「大トンカツ」何が大かといえば、カツの厚み。
厚さ3?はあろうかというカツは、脂身たっぷりでボリュームたっぷり。完食したものの、ややグロッキーに。
もう、しばらくトンカツは食べなくても良いや。うっぷ。
残念ながら、この店のトンカツはもう食べることができないのだけれども。
20年以上続いた地域の有名店だけに、職場にも残念がる人が多い。
私はこの町に来てまだ4年なので、そう親しみがあるわけではないのだが、美味くて良い店なのは確かだ。
そんなわけで、昼食は職場の連中と連れ立ってトンカツ。
私のオーダーは(食べたことなかった)「大トンカツ」¥945ナリ。
(いまさらだが、税込み表記に便乗値上げしなかったのも好感が持てる)
ちなみに、同僚のオーダーは「カツカレー」。そういえばここのカレーは食べたことなかったな。もうその機会も無いか……
さて。初挑戦の「大トンカツ」何が大かといえば、カツの厚み。
厚さ3?はあろうかというカツは、脂身たっぷりでボリュームたっぷり。完食したものの、ややグロッキーに。
もう、しばらくトンカツは食べなくても良いや。うっぷ。
残念ながら、この店のトンカツはもう食べることができないのだけれども。
そのデパートの屋上では、いつも不思議な事件が起こる。飛降り自殺、殺人、失踪。ここに、何があっても動じない傑物がいた。人呼んでさくら婆ァ、うどん店の主である。今日もPHSの忘れ物が一つ。奇妙なことにそれが毎日、同時刻に呼出音だけ鳴るのだ。彼女の手が空いた時間帯に、まるで何かを伝えたいかのように…。屋上の名探偵さくら婆ァの奮闘ミステリー。連作ミステリ。ミステリ要素はやや低目か。デパートの屋上という限定空間で様々な時間を扱うのはさすがだが、登場人物があまりにもお約束すぎる。無機物を語り役に据えるのは興味深いが、そのパターンが続くのはやや興ざめ。全作品を通して1人(1台か?)でも良かったのでは。もっとも、語り役と探偵役は別なので、誰がやっても大差ないといえばそれまでだが。
人情味あふれる登場人物とミステリ風味のストーリー。
読後にはちょっとしんみり悲しくなる、そんな一冊。
DVD『ネクロノミカン』
2005年2月26日 映画
H.P.ラブクラフトの原作を映像化したホラー・オムニバス。
「壁の中の鼠」「冷気」「闇に囁く者」の3作を英・日・仏の3監督が映像化。原作とはかなり違ったものに仕上がっている。「壁の中の〜」はなかなか良い感じにアレンジされていたが、「闇に囁く者」は酷すぎる。遥か彼方にぶっ飛んでいってしまっている。グロいし。
プロローグとエピローグには作家H.P.ラブクラフトも登場。
特殊メイクによるものか、顔は結構そっくりである。
エピローグの内容は噴飯モノだが。
頭足類の触手に対する嫌悪感は、日本人と欧米人では違うと聞く。要は食べるか食べないかということだが。そんなわけで蛸足に対する恐怖感はイマヒトツなのであった。この手のB級?作品はクリーチャーがあらわになった時点で笑えてしまうので……。単なるモンスター扱いだしな。
神話ファンは、ネタとして一見の価値あり。
それ以外の方には……B級ホラーでしかないかな。
「壁の中の鼠」「冷気」「闇に囁く者」の3作を英・日・仏の3監督が映像化。原作とはかなり違ったものに仕上がっている。「壁の中の〜」はなかなか良い感じにアレンジされていたが、「闇に囁く者」は酷すぎる。遥か彼方にぶっ飛んでいってしまっている。グロいし。
プロローグとエピローグには作家H.P.ラブクラフトも登場。
特殊メイクによるものか、顔は結構そっくりである。
エピローグの内容は噴飯モノだが。
頭足類の触手に対する嫌悪感は、日本人と欧米人では違うと聞く。要は食べるか食べないかということだが。そんなわけで蛸足に対する恐怖感はイマヒトツなのであった。この手のB級?作品はクリーチャーがあらわになった時点で笑えてしまうので……。単なるモンスター扱いだしな。
神話ファンは、ネタとして一見の価値あり。
それ以外の方には……B級ホラーでしかないかな。
小路幸也『そこへ届くのは僕たちの声』
2005年2月25日 読書仲間の声に導かれて僕らは強くなる―植物人間を覚醒させる人の噂と、奇妙な誘拐事件を結ぶ「ハヤブサ」というキーワード…「見えざる力」を駆使して試練を乗り越える子供達の友情と勇気を描くファンタジック・ミステリー。幾つかの「点」から語り始められた物語が次第に接近し、次々に繋がっていく。記述の主客は入れ替わり、時間の流れも前後しつつ物語が語られていく。
こう書くと叙述ミステリのようだが、本作はファンタジー。謎解きは無粋で、物語の縦糸と横糸がどのようなタペストリーを描き出すかを胸躍らせつつ眺めるのが吉。ややもすればご都合主義的な展開だが、書き出される「運命」という言葉の信憑性を損なっていないのは展開のダイナミズムによるところか。
善人ばかりが登場するストーリーは、私のようなひねくれ者には嘘臭く見えるが、これはそういう物語である。大人も子供も楽しめる一冊ではないだろうか。もしかしたら、映画化しても地味に良い感じになるかもしれない。
個人的に気に入ったので、同じ作者の既刊『空を見上げる古い歌を口ずさむ』も探してみるかな。
新規開拓ラーメン屋。
2005年2月24日 飲食近所に新しいラーメン屋がオープンしたので、残業帰りに夕食として食す。
18:00〜20:00までのサービスセットがあるということで、それをオーダー。
ラーメン+ギョウザ+ライスで¥850ナリ。
感想。
普通の鹿児島ラーメン。ギョウザも普通。
取り立ててコメントすることがないなーと思っていたのだが……
スープを飲み干した後味が、妙にコクがある。
ショッパイでもないし、まったりほんのりと味の残滓が。
うーん。これはなんだろう。スープが旨いって感じでもなかったのだが。
謎は残ったものの、しばらくは行かなくても良いかな。
だって普通だし。
18:00〜20:00までのサービスセットがあるということで、それをオーダー。
ラーメン+ギョウザ+ライスで¥850ナリ。
感想。
普通の鹿児島ラーメン。ギョウザも普通。
取り立ててコメントすることがないなーと思っていたのだが……
スープを飲み干した後味が、妙にコクがある。
ショッパイでもないし、まったりほんのりと味の残滓が。
うーん。これはなんだろう。スープが旨いって感じでもなかったのだが。
謎は残ったものの、しばらくは行かなくても良いかな。
だって普通だし。
恩田陸『ユージニア』
2005年2月23日 読書あの夏、青沢家で催された米寿を祝う席で、 十七人が毒殺された。ある男の遺書によって、一応の解決をみたはずの事件。町の記憶の底に埋もれた大量殺人事件が、年月を経てさまざまな視点から再構成される。著者の既刊『Q&A』と似た感じで、誰かが誰かと対話している地の文のみでストーリーが展開する。地の文のみで対話している「誰か」の存在を濃厚に醸し出す筆力はさすが。視点の移動(主客の変更)による物語の多角的な表現も絶妙。
物語が不鮮明なまま終了するのも著者の持ち味のひとつだと思うが、今作も真相は語られず、読了後に真相についてぐるぐると考えてしまう。この「考えてしまう」も恩田作品の魅力のひとつだろう。
ちなみに、装丁も凝っていて表紙を開いて数ページで、おぉっと思ってしまった。思わず唸ってしまうほどの凝り様。
DVD『メダリオン』
2005年2月22日 映画生死を司る不思議なメダルを巡り、犯罪組織の首領スネークヘッドと、香港警察の刑事エディが対決。メダルの鍵を握る少年を守ろうとしたエディは命を落としてしまう。しかし、メダルの不思議な力で不死の人間となってエディはよみがえる。なんというか……B級な作品。
ジャッキー・チェン主演だが、ワイヤーアクション?等の特撮系作品であり、本格的なカンフーアクションではない。ジャッキーはストーリー上、超人的な力を得てしまうので、輪をかけて特撮系である。
『マッハ!』を見たばかりということもあるのだろうが、やや物足りなさを感じた。
コメディあり、アクションありで、楽しめる作品なのだが、いまひとつな感じがいなめない。この手の作品はストーリーがあって無いようなものだが、あまりにご都合主義的な部分もあって……
・葛城氏焼き打ちの跡?5世紀前半、本拠地を発掘(Yahoo!!)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050221-00000851-jij-soci
・最古の経蔵・鐘楼の跡か 奈良・明日香村の川原寺跡(朝日)
http://www.asahi.com/culture/update/0221/001.html
・絶滅植物、湖底から復活 霞ケ浦で東京大成功(Yahoo!!)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050221-00000018-kyodo-soci
太古の、というわけではないが、意義のあることだとは思う。
・「ハウル」など複製DVD54枚所持、露店の男逮捕(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050221i205.htm
ウチの職場にも売りに来る人がいますが……(汗)
もうこなくなるのか?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050221-00000851-jij-soci
・最古の経蔵・鐘楼の跡か 奈良・明日香村の川原寺跡(朝日)
http://www.asahi.com/culture/update/0221/001.html
・絶滅植物、湖底から復活 霞ケ浦で東京大成功(Yahoo!!)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050221-00000018-kyodo-soci
太古の、というわけではないが、意義のあることだとは思う。
・「ハウル」など複製DVD54枚所持、露店の男逮捕(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050221i205.htm
ウチの職場にも売りに来る人がいますが……(汗)
もうこなくなるのか?
DVD『マッハ!!!!!!!!』
2005年2月20日 映画タイのとある小さな村から仏像の首が盗まれた。奪還のために、村一番のムエタイの使い手が首都バンコクへと向かうが…。ストーリーはあってなきがごとし。全編アクションのムエタイ・ムービー。
1.CGを使いません。
2.ワイヤーを使いません。
3.スタントマンを使いません。
4.早回しを使いません。
5.最強の格闘技ムエタイを使います。
スゴイ。スゴすぎる。
往年のジャッキー・チェンを思わせるアクションには呆然。
2枚のガラス板の間を、輪になった鉄条網を、走っている車の下を潜り抜け、飛びヒザ飛びヒジが炸裂する。何気なく見ているが、CGもスタントも使っていないのである。すごく痛そうなシーンもあり。
エンドロールに入り、人間ってスゲェなぁと思っていると、エンドロールとともにメイキングシーンが!(これまた往年の香港映画みたいだ。)
主演のトニーは、傷だらけになってこの映画を完成させたんだなぁ、と改めて感服。
この映画が出来るまでをドキュメンタリーにしたら、それだけで視聴率取れそうだ。
ハリウッドのアクションやCG満載の映画に辟易している方、ぜひどうぞ。