出張最終日は、完全な移動日。
小松空港から福岡空港を経由して帰る。
小松空港で職場用の土産を購入しようとしたが、福井のの名物ってナニ?加賀や金沢っぽいもの、越後〜というものは結構あるんだけど、「福井名産!」とうたったものはあまり見られず。とりあえず、加賀銘菓を買ってお茶を濁すことに。
福岡空港の待ち時間では、とってつけたように博多ラーメン?を食す。トンコツ。

無事帰宅したのは19時頃。
実は、本日18時から職場の退職者送別会が開催されている。
そんなわけで、服も着替えず(靴下だけ履き替えて)、会場へ。
開始からすでに1時間以上経過している宴会は、ほろ酔い気分で盛り上がり。駆けつけ三杯とはいかず、生ビール2杯でダウン。
やっぱり疲れているんだろうか。
後日追記予定。
日本酒飲んだ割には、しゃっきりと起床。
とりあえず仕事をこなす(あたりまえだ)。

仕事を片付けてから駆け足で、一乗谷朝倉氏遺跡〜県立資料館〜市立歴史資料館〜養浩館庭園と見てまわる。慌しい事この上ないが、まぁ、観光ということで。
時間がなくて勝山の恐竜博物館へは行けず。残念だが仕方あるまい。
フクイラプトルだったか?みてみたかったのに……

夜は焼鳥屋「秋吉」の本店?で食す。
その筋では有名なチェーン店。
話には聞いていたが、ファーストフード的なシステムにある意味感動。
焼鳥を皿に盛らないとは……目からウロコだ。
生ビール3杯でたっぷりと食す。満腹。

係長と別れて目星をつけておいた(苦笑)、バーへ。
2階席で盛り上がっている集団が居たものの、雰囲気の良い店。
とりあえずということで、ブラックルシアンを。
続けて飲んだのはアクアマリンというカクテル。
宝石の名前だけど、あまり聞かないカクテルだったので、試しに。
ラムベースで、緑色の綺麗なカクテル。
宝石のアクアマリンは、もう少し青っぽい色だったような気もするけど。色はともかく、味はなかなか。さっぱりしていて飲みやすい。
レシピを聞きそこなったので(苦笑)、詳細は不明。
帰り際にバーテンダーが「良い滞在を!」と声をかけてくれたのが、何だか少し嬉しかった。でも、明日帰るんだよね。
煩悩多きエリート高校生・佐藤敦士(さとうあつし)は、図書館で半年振りに山王(さんのう)みちるに再会。残りわずかな高校生活を受験勉強一筋で送るつもりが、またしてもみちるのペースに巻き込まれてゆき…。そんな微妙カップルに第3の人物、なごみ系男子・上温湯渚(かみぬりなぎさ)も加わり、三角関係に突入か…!?大人気[STAY]シリーズ第4弾!
後日追記予定。
2泊3日で係長と福井へ出張。
朝6時出発で空港へ向かう。
朝早い上に、小雨が降って肌寒い。
何だか前途多難な感じ……。

福岡空港を経由して小松空港に到着。
良かった雪は降ってない。
ホテルに到着して明日の打合せをした後、永平寺へ。

…………。永平寺堪能。
高野山ほど観光地化してなくて、深山幽谷な感じ。
ま、ちょくちょく来るところではないですな。

夜は係長とふたりで日本酒飲み。
食材を選んできて、自分のテーブルで七輪の炭火で焼くシステム。
つくねやネギマにはじまり、ホタテまで焼き焼き。
せっかくなので福井の酒を、ということで
「一本義」「常山」「梵道」といった銘酒をいただく。
特に「常山」が美味かった。純米酒最高。
つまみには、福井名物?「へしこ」をいただく。しょっぱい。

世間は焼酎ブームらしいが、福井でも鹿児島の芋焼酎を発見。
それ自体は驚くようなことじゃないのだが、ウチの町で造っている比較的マイナーな銘柄もあったことに驚く。芋臭くなくて飲みやすい焼酎だからかねぇ。
クラシック音楽をモチーフにしたミステリ。
作者の造詣が深いのか、あるいは雰囲気に馴染むのか、
クラシック音楽と倉阪鬼一郎は妙に合う。
しかしながら、ミステリとしてはど真ん中ストレートで、打ってくださいといわんばかりの出来。まさか、ストレートが来るとは思うまい。的な選球なのだろうか。
舞台設定と雰囲気を楽しむには良い一冊。

事務連絡?2

2005年3月22日 趣味雑多
23〜25日は仕事で福井市に行ってきます。
帰ってきた(以下略)
軽い二日酔いを感じつつ、起床。
日本酒は効きますな。やはり。
東京旅行3日目の予定は帰るだけ。
少し早めに空港へ向かい、土産物等を購入。
ニュースは佐賀・福岡の地震で持ち切り。
被災者の方にはお悔やみ申し上げます。
飛行機は順調に運航し、無事に帰着。
あわただしい3日間でしたとさ。
前作『工学部・水柿助教授の日常』とはうってかわって、森博嗣のオトボケ私小説とでも言うような内容。水柿助教授がいかにして小説を書き、小説家としてデビューしたのか?というくだりが非常に面白く、笑いながら読める。ミステリ風味はやや薄れているものの、いたるところにナンセンスなギャグ?が散りばめられていて、非常に楽しい一冊。
2時間ほど仮眠をとって、8時前には起動。
ホテルの朝食はパスしてチェックアウト。
大恐竜博2005を見るために上野に向かう。
9時開場の時点ですでに長蛇の列。
待つこと40分ほどで入館に成功。
前もってチケットを買っておいて良かった……
やっぱり恐竜化石は良い。実に良い。子供のように感動。
一部を除いて写真撮影OK(?)なのも良い。感動。

ホクホク顔で電車を乗り継ぎ、神奈川の友人Y氏を尋ねる。
Y氏と会うのもかれこれ5年ぶり。
新居にお邪魔して奥さんを紹介されたりする。
夕食をご馳走になりつつ、学生時代のように馬鹿話をば。
余り遅くならないうちに辞して、今夜の宿泊地、新宿へ。

ホテルにチェックインしたものの、
せっかくだからということで夜の街に繰り出し、居酒屋へ突入。
日本酒をチビチビと飲み、ほろ酔い気分で宿へ帰還。
夢も見ずに爆睡。
学生時代の友人H氏の結婚式ということで、東京へ。
まさか私の人生で、原宿の竹下通りなんぞを歩くことがあろうとは。
なんだココ。人、多すぎ……
えー、式は良いお式でした。
まさか帝国海軍の名所、T神社であるなどとは……

式から披露宴へと恙無く進行した後は、2次会、3次会へと雪崩れ込み。飲んで語って笑いつづけで27時ですよ!
新郎が力尽き、(女友達の部屋で)ダウンなんて事態に。
ナニやってんだか……
ホテルを舞台に20人の作家が描く物語
ホテル・サンシャイン…人はそれを「黄昏ホテル」と呼ぶ。人気を誇ったホテルも今は見る影もない。そのホテルのある時代、あるひと時の人間ドラマを、ホテルの風景とともに描く。アンソロジー巨編。
どこかにある黄昏のホテルをモチーフにした競作アンソロジー。同様の作品に「異形コレクション」の『グランドホテル』(廣済堂文庫)『夏のグランドホテル』(光文社文庫)があり、テーマもほぼ同一であるため、二番煎じの感が否めない。

作家陣は、篠田真由美、早見裕司、浅暮三文、森奈津子、近藤史恵、小森健太朗、笠井潔、田中哲弥、久美沙織、雅孝司、二階堂黎人、野崎六助、加納朋子、太田忠司、黒田研二、山田正紀、牧野修、我孫子武丸、田中啓文、皆川博子、と豪華な顔ぶれ。ホラーのみならず、ファンタジーやミステリ?もあり、読みごたえはある。

今回のイチオシは、加納朋子「セイムタイム・ネクストイヤー」。
物語に深みがあり少し切ない読後感だが、もっとも「ホテル」らしい物語に思えた。

事務連絡?

2005年3月18日 日常
19〜21は東京に行ってきます。
帰ってきたら白紙日記を埋めますので……
神戸に住む大学生が、身の回りの出来事を静かに書き綴るシリーズ最新刊。

今回の7巻は非常に重い。主人公の落ち込み方も尋常じゃない。
それだけ大きな出来事がおきたということなのだが……
普段の書き口にリアリティがあるだけに、主人公の受けたショックもリアルに、ストレートに伝わってくる。
そんなわけで、神戸ガイドブック的な内容は薄く、既刊とはやや趣を異にした一冊。

大切なものを失っても、やはり人は歩いていかなければならない。
迷うことも、立ち止まることもあるけれど。
歩けなくなったときは、ちょと休んでみればいい。
また歩き出すために。
「モーニング新マグナム増刊」連載中から大きな反響を呼んだ、冬目景初のオールカラー漫画【文車館来訪記】全7話・88頁を完全収録!生き人形・イアンを中心に、人と物の怪(け)たちの織りなす不思議な物語世界を冬目景が独自の色彩で描ききる。
画集『百景』に収録された同名作品の単行本化。
上記引用はAmazonの『百景』紹介から。

物語の設定や画風に冬目景の魅力が光る一冊。高価な画集から切り離されて、手に取りやすい本になったのは良いことだ。個人的には、冬目景はモノクロの陰影が雰囲気があって好きなのだが、カラーも悪くない。
ただ、「あとがき」を「モノクロ新作1編」と呼ぶのは、少々アコギな気がする。もうひとつ、画風・画質に対して、「吹き出し」が貼り付けたように浮いて見えるのは少々残念な点。(もしかしたら意図してのことかもしれないが。)
21歳の夏は一度しか来ない。あたしは逃げ出すことにした。軽い気持ちの自殺未遂がばれて、入院させられた病院から。
逃げるのに思いつきで顔見知りを誘った。24歳の茶髪で気弱な会社員。
すぐに「帰ろう」と主張する彼を脅してすかして車を出させた。東へ。そして南へ。おんぼろ車で九州の田舎町を駆け抜けるふたりの前にひろがった暑い夏の物語。
九州縦断逃亡系青春モノ?
非常に刹那的で賛同しがたい点、首を傾げたくなる部分もあるが、切迫した雰囲気は良い感じ。まさに「俺達に明日はない」状態。結構ノンビリしていて、決して緊迫ではないあたりも、なかなか味がある。現状への閉塞感に対するイライラには共感。叫びたくもなるさ。

物語のその後には、厳しい現実がが待っていることは、想像に難くない。それでも、そのときはまた疾走して叫んでみればいいさ。とでも言わんばかりの破滅的ポジティブシンキング。決して同意はできないが、多少なりとも感ずるところはある。
桜玉吉氏のサイン会へ参加。
同行の編集者の方が、作中の絵にそっくりだったことが、ひそかにヒット。
1時間ほど並んだ後、単行本にサインしていただく。
1人1人にサイン+カット?を書かれていたので、結構時間がかかっていた。
私の番になり、何を書きましょうか?と聞かれたので、「本日のオススメで!」とお願いしたところ、「本日のオススメは「ムカー」になります」とのお答えが。ムカー……(ムカーについてはコミックス参照)

お気に入りの既刊を持参している人や、小さな花束を持った人、ペットボトルのお茶を差し入れたりする人など、熱心なファンが多かったような気が……。
愛車マツダ・デミオの定期点検。特に不具合は無いものの、定期点検ということで。
しかし、2年間で4万キロはだいぶ走った方ではないかと……

プレマシーのマイナーチェンジキャンペーンに加えて、決算期ということで、営業所内には結構な客数が。試乗車も出たり入ったりしていたし。

手持ち無沙汰なので、各種パンフレット類を見る。
もし買い換えるなら、という想定で(苦笑)
候補車はベリーサ、アクセラ、アテンザといったところか。
デミオの上位機種はアクセラになる……のか?
RX−8とかのスポーツカーには、正直あまり興味がない。
実用性というか、モノが積めるかどうかが重要なので。
ただ、マツダの自負する所のロータリーエンジンには少し関心あり。

えーと。
ベリーサは内装はシックで外観はやや可愛らしい感じで、結構好き。排気量1500ccとそれなりのパワーもある。
アクセラはファミリアの後継機だけあって、1500〜2000ccをカバーしていて、単純に少し大きなデミオといった感じか。乗るならワゴンタイプかな。荷物積めるし。
アテンザは1500〜2300ccで、ややスポーツカー色が強いか。これも乗るならワゴンタイプだが、旋回性能や燃費を考えれば、やや「大きな車」という印象が。やはり、小回りが効くのが良い車。

ベリーサが(デミオのような)、フルフラットシートだったら良かったのになぁ。どうしても選ぶとなればアクセラ1500ccに落ち着きそうな気がするが、価格を考慮してもやっぱりデミオが良いや。というバカオーナーぶりを発揮した結論にて終了。

デミオは、積載量+燃費+旋回性能のバランスは悪くないし、何よりフルフラットになるシートが良い。(ウチのはキャンバストップは付いていないけれど。)1300cc車はエンジンが弱いとか、他社の同クラスより燃費が悪いとか、短所も色々ある。それでも、大荷物積んでの出張も、小旅行(車中泊)も平気なのが良い良い。
第30回川端康成文学賞受賞
指一本触れないまま、「あなた」を想い続けた12年間。<現代の純愛小説>と絶讃された表題作、「アーリオ オーリオ」他1篇収録。注目の新鋭が贈る傑作短篇集。
表題作ほか2編を収録。
表題作「袋小路の男」は「わたし」の一人称で語られ、「わたし」の存在する空間を静かに書き綴っている。そしてそれは、一人の男性についての静かな想いを表現している。
対して「小田切孝の言い分」では、「袋小路〜」と同じ世界を男女ふたりの視点から描き、「わたし」の感情に引きずられない、客観的な世界を構築している。しかし、客観化したために「わたし」の視点と大きく異なる点はない。淡白で寒々しい描写が切ないが、その点では「袋小路〜」の方が輪をかけて切ない。
3作目「アーリオオーリオ」は独立した作品だが、作品全体に流れる「静かさ」が良い。虚無感ではない、凛とした静謐さが心地よい作品。

個人的には、巷で流行の「純愛」というものがどんなものを指すのかわからないが、表題作は恋愛モノとしては、良作ではないだろうか。
リアリティを伴わず現実から乖離した感じも、いっそブンガク的でも言うべきもので、そのことも作品の味を深めることに一役かっている様に思う。
名探偵に届いた死の贈り物(クリスマス・プレゼント)
かつて一世を風靡したゲイクラブで恐喝事件が続発。だが、小さなゆすりの裏に潜む悪意が伊集院大介を動かした。
樹(いつき)が20年ぶりに再会を果たした「巨大なドラッグクイーン」ジョーママは客がゆすられていることに悩んでいた。店自体も経営難に陥っている。トラブルの裏には重大な秘密があると直感した伊集院大介は、Xmasで賑わう六本木の街へ向かった。
名探偵伊集院大介シリーズ最新刊。
近頃の栗本薫の作風は、思い切り「同性愛」の方向である。
もともと、その傾向はあったのだが、最近はタガが外れたように突っ走っている。特に最近の「グイン・サーガ」は酷かった(若干軌道修正がなされたようだが)。
今作も男装の麗人?をはじめとして、その界隈の方々が出るわ出るわのオンパレード。未知の世界に、読んでいて軽い眩暈を憶えるほど。

「探偵小説」としてのスタイルがかろうじて保たれているものの、人生観の独白のような調子で物語性は希薄になっている。もっとも、作者好みのモチーフだけに、力の入った文章はさすがと思わせるものがある。感情というか情緒的な文章が多く、その界隈で生きてきたキャラクターの人生観や達観が行間にあふれている。

この手の話は別口でやっていただいて、伊集院大介にはもっと名探偵らしい活躍をしてもらいたいものだ。

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