舞台『THE WINDS OF GOD』
2005年9月21日 映画★★★=3.0
舞台「THE WINDS OF GOD−零の彼方へ−」を見てきました。
県内であった8月の公演にいけなかったのですが、さらに近い場所で追加公演が行われたので、喜び勇んでいってきました。
有名なお芝居なので、内容云々はその手のサイトに任せて、全体的な感想だけ。
幕が下りた後の今井さんのトークに、震えがきました。舞台全体もそうですが、魂を揺さぶられるような激しい情熱を感じました。今井さんが沖縄公演を機に一度は封印したこのお芝居を再び演じようと思ったのは、例の9・11飛行機テロに際して、アメリカのメディアが「カミカゼ・アタック」と表現したことが原因だったそうです。
舞台でなかば叫ぶように熱っぽく語る今井さんに、会場全体が感激しているように思えました。音響や照明の設備は都市圏のホールと比べるべくもありませんが、それでも、ドラマや映画ではなく、舞台の「THE WINDS OF GOD」を見ることが出来たのは、良かったです。
自分の信じること、求めるものに向かって全力で挑む。心から魂から搾り出すような想いと言葉。ああいったものを人々は情熱と呼ぶのでしょう。そして、それほどまでの情熱を持たない私のような人間は、情熱と情熱を持つ人に対して、憧憬と畏敬の念を抱かずにはいられません。
舞台「THE WINDS OF GOD−零の彼方へ−」を見てきました。
県内であった8月の公演にいけなかったのですが、さらに近い場所で追加公演が行われたので、喜び勇んでいってきました。
有名なお芝居なので、内容云々はその手のサイトに任せて、全体的な感想だけ。
幕が下りた後の今井さんのトークに、震えがきました。舞台全体もそうですが、魂を揺さぶられるような激しい情熱を感じました。今井さんが沖縄公演を機に一度は封印したこのお芝居を再び演じようと思ったのは、例の9・11飛行機テロに際して、アメリカのメディアが「カミカゼ・アタック」と表現したことが原因だったそうです。
舞台でなかば叫ぶように熱っぽく語る今井さんに、会場全体が感激しているように思えました。音響や照明の設備は都市圏のホールと比べるべくもありませんが、それでも、ドラマや映画ではなく、舞台の「THE WINDS OF GOD」を見ることが出来たのは、良かったです。
自分の信じること、求めるものに向かって全力で挑む。心から魂から搾り出すような想いと言葉。ああいったものを人々は情熱と呼ぶのでしょう。そして、それほどまでの情熱を持たない私のような人間は、情熱と情熱を持つ人に対して、憧憬と畏敬の念を抱かずにはいられません。
TV「凶笑面−蓮杖那智フィールドファイル1」
2005年9月19日 映画16日放送の2時間ドラマ。録画にて視聴。
だいぶ脚本が変わっているようで、案の定、死体の数は増えた(苦笑)
那智の印象は、原作の「クール・ビューティー」ではなくて、どちらかといえば「エキセントリック」と呼びたくなるような雰囲気。男装の麗人っぽいキャラクターをイメージしていたので、女性的な那智は逆に新鮮。
民俗学的な面(というか、民俗学者的な面)は結構クローズアップされていたように思う。あと、助手のミクニがあまりにも情けなくなっていてちょっと残念。次作に期待しよう(あるのか?)
「凶笑面」という単語と、山奥の閉鎖的な村、村の過去、旧家の因習といった部分がエライさんのお気に召して、めでたくドラマ化とあいなったのだなぁ、と思える話に変更されていたと思う。
だいぶ脚本が変わっているようで、案の定、死体の数は増えた(苦笑)
那智の印象は、原作の「クール・ビューティー」ではなくて、どちらかといえば「エキセントリック」と呼びたくなるような雰囲気。男装の麗人っぽいキャラクターをイメージしていたので、女性的な那智は逆に新鮮。
民俗学的な面(というか、民俗学者的な面)は結構クローズアップされていたように思う。あと、助手のミクニがあまりにも情けなくなっていてちょっと残念。次作に期待しよう(あるのか?)
「凶笑面」という単語と、山奥の閉鎖的な村、村の過去、旧家の因習といった部分がエライさんのお気に召して、めでたくドラマ化とあいなったのだなぁ、と思える話に変更されていたと思う。
DVD『絶対少年』1巻
2005年8月29日 映画望月智充監督が贈る光の妖精たちに導かれる少年・少女たちの物語。声の出演は豊永利行、三橋加奈子、斎藤千和ほか。★★=2.0(1〜12話まで)
【第1話「憂鬱で奇妙な夏の始まり」】
ある夏、逢沢歩(あいざわあゆむ)は離れて暮らす父と過ごすため、東京から2時間ほどの小さな町、田菜(たな)を訪れる。そこで出会う人々は一様に風変わりで、なれなれしく接してくる人ばかり。人見知りする歩は戸惑い、マウンテンバイクで町をさまよってばかりいた。そんなとき、歩は川原で一人楽しそうに遊ぶ小さな男の子と出会う。そして信じられない光景を目にすることになる……。
NHK・BS2で放送中のアニメ。現在は第1クールの田菜編が終了。第1クール横浜編を放送中。1〜3話を収録したDVD第1巻が8月26日に発売された。
田舎の風景と民間伝承、都会から来た引きこもり気味の少年、神隠しにあった女の子……良いです。すごく良いです。DVDのジャケットではその「良さ」が微塵も出ていないのが残念。
個人的には、もう少しホラーっぽい味付けも欲しいところだが、ファンタジーということで、きれいにまとまった感じ。
いま一番オススメのアニメ。(というほどテレビ見ていないんだけれど。)
「mimic」とは擬態の意。動物が身を守ったり、敵を攻撃したり、色や形を周囲の物や捕食者に似せることをいう。★=1.0
ゴキブリを媒介として子供たちを死に至らしめる伝染病が、近未来のニューヨークを襲った。昆虫学者スーザンは、遺伝子操作でDNAをもたないゴキブリの天敵「ユダの血統」を発表。伝染病は絶滅したかのように見えたが、「ユダ」は進化し、人間に擬態して変化を遂げていくのだった。
B級ホラーの名高い(?)名作らしい。『ミミック3』まで製作されている。
人間に擬態した巨大昆虫が人を襲うというシチュエーション。アリとカマキリの遺伝子を組み込んでいるので、殺傷力と組織力は高い。
B級なりに楽しめるが、設定的にはいかがなものかと。
伝染病媒介者の根絶(伝染病の原因根絶ではない)に、遺伝子操作した新種を作り出すなんてのは……よく国が許したな、と。それだけ逼迫した状況だったということか。あと、クリーチャーの擬態も映像を見る限りは、かなり無理があるレベル。
個人的には、嫌悪感をぞくぞくと刺激するオープニングが格好よくて好き。このためだけに見ても良いくらい。
DVD『下弦の月 −ラスト・クォーター−』
2005年7月28日 映画大学生の美月(栗山千明)は廃墟の洋館で謎のミュージシャン・アダム(HYDE)と出会い、その1週間後にトラックにひかれてしまう。その同時刻に、同じく車にはねられた中学生の螢(黒川智花)は、退院後に導かれるように洋館へたどり着き、そこで生死をさまよいながら閉じ込められている美月の魂と出会う。美月とアダムの秘密、そこには19年前の事件が深く関係していた…。★=1.0
結構、評判が良いようなので鑑賞。栗山千明も(人間離れした感じが)結構好きだし。
原作マンガは未読だが、ストーリー構成は結構ありきたりで、いかに料理するかという点で「演出勝負」な印象を受けた。
その結果は……、いまひとつか。何だか、全体的に間がタルい感じが……。個人的に、総じて演技が巧くないと思ってしまったのも、マイナスポイント。
とりあえず、原作を読んでみようかな。
ソウル郊外の一軒家に、スミとスヨンという美しい姉妹が長期入院を終えて帰宅。しかし、継母は笑顔で迎えるが、姉スミは彼女を毛嫌いし、スヨンは怯えていた。その夜、実母の悪夢を見たことを発端に、その家で怪奇現象が次々と起こる…。★=1.0
韓国ホラー。実際はホラー風味のミステリといった感じ。
???と思いながらも、一応自分なりに考えて納得してから、情報収集。韓国の古典的怪談をモチーフにしているらしい。小説版(吉村達也『姉妹−Two Sisters』角川ホラー文庫)は古典会談も盛り込んで再構成したものらしい。こっちの方がわかりやすいんだろうなぁ。
この手のネタとしてはありがちだが、映像の美しさ切なさと相まって、作品自体が一段高い所へ落ち着いた感じがする。
ジャンル分けに拘るのはは不毛だが、切ない系ミステリ(ホラー風味)ぐらいでどうだろうか。切ない系=ミステリ>ホラーなので、ホラーが苦手な方も毛嫌いせずにどうぞ。
DVD『アイ,ロボット』
2005年7月12日 映画ロボットが社会の一部となりつつある2035年を舞台にしたSFアクション。「人間に危害を加えてはいけない」などロボット3原則を守っていた家庭用ロボットが、殺人事件の容疑者となる。“ロボット嫌い”の刑事と、人間に近い感情を持つ最新ロボット「サニー」の攻防とともに、ロボット開発会社にうごめく陰謀や、進化したロボットの恐怖が明らかになっていく。原案となったのは、SF小説の巨匠アイザック・アシモフの「われはロボット」。★=1.0
原作からはかなり膨らませた内容のストーリー。
アクション大作として立派な娯楽作品に仕上がっているが、ロボット三原則を知らない人には判りにくい場面もあったのではないだろうか。登場人物にもう少し解説させても良かったのでは。
ロボットの無表情さは動きは見事。刑事役のウィル・スミスは喋っているときよりも、黙り込んだときの方が良い演技をしていると思う。
最近、アシモフの名作を原案として映画化されているが、これを機にアシモフのことが、SFファンでない一般の人にも知ってもらえると良いのだけれど。
『茄子 アンダルシアの夏』
2005年6月23日 映画『千と千尋の神隠し』の作画監督・高坂希太郎による、自転車レーサーの奮闘と人間模様を描く青春ドラマ。チームからの解雇を知りながらスペインでのレースで疾走するペペは、やがて故郷に差し掛かる。そこではかつての恋人と兄の結婚式が開かれていた。★★★=2.5
ドラマティックな背景を持つ、あっさりした物語。
自転車レースにはまったく詳しくないが、それなりの臨場感が感じられた。中盤までその臨場感は、ただただ「暑そう」であったが、ゴール目前の躍動感には素直に興奮した。
「動」のシーンであるレースとは対照的に、物語の背景は「静」として描かれている。主人公は、故郷、兄、恋人、その全てを胸に飲み込んで、ひたすらに自転車を駆る。行間を読むというよりは、心情を察するという方が的確だろうか。全てを飲み込んだ主人公に想いを馳せ、その心情を察すると、ゴール直前の競り合いに熱くなり、思わず声援を送りたくなる。
物語の展開は決してドラマティックではない。しかし、ここには紛れも無い「ドラマ」がある。47分と小品ながら、見終わった後に爽やかな風を感じることのできる良作。
DVD『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』
2005年6月19日 映画 コメント (762)DVD『デッド・カーム 戦慄の航海』
2005年6月17日 映画最愛の息子を交通事故で失ったジョン(サム・ニール)とレイ(ニコール・キッドマン)の夫婦は傷を癒すべくヨットで海の旅に出たところ、小型ボートで漂流していた男ヒューイ(ビリー・ゼイン)と遭遇。しかし、やがてヒューイは夫を沈みかけている自分の船に置き去りにし、ヨットを乗っとりレイとふたりきりになり…。★ナシ
DVD『キング・アーサー』
2005年6月15日 映画西暦415年、ローマ帝国の支配下にあったブリテ(現在のイギリス)で、ローマ軍指揮官アーサーとその臣下である円卓の騎士たちが、ローマに帰るための最後の使命として貴族一家を救いに行く。しかし、独立を求めるブリテン人や、侵略者サクソン人との戦いは混迷を極めることに…。★★=1.5
DVD『君を忘れない』
2005年6月4日 映画太平洋戦争も終わりに近い1945年、夏。海軍航空隊のエリート望月大尉は、特攻作戦への反発から302特別飛行隊を結成し、7人の個性的パイロットを集結させるが…。★=0.5
名作演劇「The WINDS of GOD」が地元で公演される。
ぜひ見たい!見たいけど…うーん。と悩んでいたときに目に付いた作品。
第2次大戦時の話なのに、現代流行語で喋る登場人物は違和感がありすぎる。容姿も当時としてはありえない。空戦シーンなども一昔前の合成のようで興ざめ。しかし、現代でいえば木村卓也のような青年達が、特攻隊として若い命を散らしたんだなぁと映画に描かれない部分で感銘を受けた。
戦争モノにありがちな反戦テーマではなく、戦争の悲哀を描いたわけでもない。一風変わった青春モノとして考えれば良いのか。
「女の子にもてたいから、格好良いから戦闘機乗りを選んだ」というのは、当時の青年達の心情としては、間違っていないのかもしれない。
(お国のために!という青年がいなかったとは思わないが…)
4年前に謎の薬物死を遂げた耽美派女流作家の死は「自殺」か「他殺」か? 彼女の存在を忘れられない5人の女性はそれぞれに推理を展開する…。鈴木京香、原田美枝子ら五大女優共演によるミステリー。★★★=2.5
恩田陸原作の同名小説を映画化。
主演が、鈴木京香、原田美枝子、西田尚美、富田靖子、加藤登紀子、浅丘ルリ子と、実に豪華。そろって演技が上手い。
次々に語られる新事実に、めまぐるしい展開。物語はひとつの建物内で繰り広げられ、派手な展開は無いものの、視聴者を物語りに引き込む力は素晴らしい。それでいて、原作の持つしとやかな雰囲気を損なっていない。
原作ファンとしても、納得の行く作品に仕上がっている。
DVD特典として、作中でテーブルに並べられた料理のレシピが収録されている。なかなか面白い趣向かと。
映画『Zガンダム〜星を継ぐ者』
2005年5月28日 映画★=0.5
再編集版Zガンダム。3部作の第1部。
前半はだいぶ端折った感じで、唐突な感が否めない。序盤はストーリー展開がスローな分だけ描かれた事物も多いが、再編集となればバッサリ省略ということだろうか。オリジナル版を見ていない人にとっては、カミーユなんて「こいつナニ?」と引いてしまうこと請け合いである。
後半はストーリー展開が早まり、テンポ良く見ることができる。
オリジナルがカミーユを中心に据えた話だったとすれば、今回の新版はシャアとアムロを中心に据えたような印象を受けた。そういった意味では、純粋なファーストの続編といえるかもしれない。(第2部「恋人たち」のイメージがフォウとベルトーチカであるのも、アムロが中心に描かれることを想像してしまう。)
オリジナル版の映像をそのまま?使用した部分が多く、新規製作部分とのギャップは見るに耐えない。全編作り直していれば……声は新規録音なのか、変更になっている声優さんもちらほらと。
余談。
ライラは大尉のはずなのに、少佐の階級章を付けていたような…ジェリドは中尉なのに大尉の階級章…?ティターンズは1階級上の階級章って、そんなはずはないか。と思っていたらカクリコンは中尉章。
ワケが判りません。(オリジナル版の)単なるミスか、私の見間違いか…
総合評価。
オリジナルを知らない人がいきなり見るのは、厳しいと思う。画質等については、今のアニメを見ている人からすると、酷評されても仕方ないレベル。オリジナルのストーリーでどこが掘り下げられるのか?という、非常にマニアックな楽しみ方をする作品ではないだろうか。
再編集版Zガンダム。3部作の第1部。
前半はだいぶ端折った感じで、唐突な感が否めない。序盤はストーリー展開がスローな分だけ描かれた事物も多いが、再編集となればバッサリ省略ということだろうか。オリジナル版を見ていない人にとっては、カミーユなんて「こいつナニ?」と引いてしまうこと請け合いである。
後半はストーリー展開が早まり、テンポ良く見ることができる。
オリジナルがカミーユを中心に据えた話だったとすれば、今回の新版はシャアとアムロを中心に据えたような印象を受けた。そういった意味では、純粋なファーストの続編といえるかもしれない。(第2部「恋人たち」のイメージがフォウとベルトーチカであるのも、アムロが中心に描かれることを想像してしまう。)
オリジナル版の映像をそのまま?使用した部分が多く、新規製作部分とのギャップは見るに耐えない。全編作り直していれば……声は新規録音なのか、変更になっている声優さんもちらほらと。
余談。
ライラは大尉のはずなのに、少佐の階級章を付けていたような…ジェリドは中尉なのに大尉の階級章…?ティターンズは1階級上の階級章って、そんなはずはないか。と思っていたらカクリコンは中尉章。
ワケが判りません。(オリジナル版の)単なるミスか、私の見間違いか…
総合評価。
オリジナルを知らない人がいきなり見るのは、厳しいと思う。画質等については、今のアニメを見ている人からすると、酷評されても仕方ないレベル。オリジナルのストーリーでどこが掘り下げられるのか?という、非常にマニアックな楽しみ方をする作品ではないだろうか。
DVD『g@me.』
2005年5月14日 映画広告代理店勤務のエリート佐久間(藤木直人)は、憎々しいクライアント・葛城(石橋凌)の娘・樹里(仲間由紀恵)から、自分を誘拐して葛城から身代金3億円を手に入れる計画を持ちかけられ、やがてそれを実行に移す。しかし、それは危険な愛のゲームの始まりでもあった……。タイトルの読みは「ゲーム」。
原作『ゲームの名は誘拐』(東野圭吾)がすごく良かったので、期待していた一本。近所のレンタル屋がずっと貸出し中で……
原作では主役2人が「誘拐」と「恋愛」の「ゲーム」として割り切っていた感が強かったが、本作では感情が揺れ動く、より人間的な解釈に。また、ストーリーも原作を一歩進めた感じになっており、脚本にも好感が持てた。(個人的には、より「ゲーム」的な印象を与える最後の最後のシーンは蛇足的な感じがするが……)
個人的には音楽が×。クール?な感じを出しているのかもしれないが、ストーリー展開にはそぐわず、ひどく浮いて感じられた。あと、仲間由紀恵の好演が光っていた。ファンの方には申し訳ないが、藤木直人は食われていた、というかパワー負けしていたような気がする。
個人的には音楽に難があるが、良くできた作品。原作ファンの期待を良い意味で裏切る仕上がりで、映画見た人が原作を読んでも楽しめる(と思う)。
DVD『ホーンテッドマンション』
2005年5月10日 映画不動産業者のジムは仕事中心男。家族旅行の時も、売家を希望する大豪邸の主グレーシーのもとに寄ってしまうほど。だがこの南北戦争以前に建てられた家にはある秘密があった。実はここは999人のゴーストが住む幽霊屋敷。そしてジムたち一家が呼ばれたのは、亡霊たちの恐ろしい計略だった……。
追記予定。
DVD『バイオハザード』
2005年5月3日 映画時は21世紀初頭、地下深くの秘密研究所で開発中のウィルスが漏洩し、メインコンピュータは地上への感染を防ぐべく研究所を遮断。やがて特殊部隊が内部に侵入するが、そこで彼らはアンデッド化した死体やコンピュータが繰り出す殺人兵器などとの壮絶な死闘を繰り広げることになる。
DVD『アップルシード』
2005年4月14日 映画女兵士デュナン・ナッツは、戦場で捕えられ、平和都市オリュンポスに連れてこられる。彼女を迎えたのは、サイボーグとなったかつての恋人・ブリアレオスと、クローン人間“バイオロイド”のヒトミだった。人間とバイオロイドの存在を巡る謎と陰謀が、デュナンを新たな戦いに巻き込んでいく…。最先端技術を盛り込んで創られた21世紀的アニメ。
士郎正宗の『アップルシード』を映像化……というよりは、最先端技術の題材に『アップルシード』を選んでみました。といった感じの一作。キャラクターは、戦闘のプロでリアリストな傭兵から、正義漢的なヒーローへ変更されている辺り、一般向けの修正といえないことは無いが、映画を見て原作を読むと違和感があるだろう。そういった意味では士郎正宗の「味」は再現されていない。
一方で、最先端技術を盛り込んだ映像はなかなか。その「映像」のリアルさには感嘆するが、「映画」としては、正直違和感が否めない。まるでゲームのムービーシーンを見ているようだ。素直に普通のアニメーションとして製作しても良かったのでは。この辺りが「技術検証のための実験作」という感が強い。
技術的なことを抜きにすると、ストーリーそれ自体は結構楽しめる。原作と違うのは、この手の映画には付き物。「士郎正宗の」『アップルシード』という(原作至上主義的)こだわりを捨てればA級のSF作品として楽しめる。
DVD『ヴァン・ヘルシング』
2005年4月8日 映画ドラキュラ、フランケンシュタイン、ウルフマン(狼男)、ジキル博士とハイド氏など、古典的な人気モンスターが一同に介したアクション超大作。ドラキュラ伯爵が人間を襲い続けるヨーロッパの町・トランシルバニアで、モンスター・ハンターとして知られるヴァン・ヘルシングがドラキュラ一味との激しい闘いを繰り広げる。娯楽大作。
その手のモンスターモノのエッセンスをごった煮にした感じ。特撮率は高いが、アクション率はイマイチ。主役のヘルシングが(格闘的には)強くないというのは、イマヒトツな要素かと。ヒーローなんだから、もっと強くても良いのではないかと。ヘルシングの正体もとってつけたようでイマヒトツ。全体にご都合主義的でもあるし。あまり後味の良い終わり方でないのは、続編を予定しているからだろうか。
とまぁ、文句をつけたが、ストーリー展開はテンポよく、時間を忘れて楽しめる。クリーチャー造形もなかなか。良い意味でアニメ的な一本。
DVD『世界の中心で、愛をさけぶ』
2005年4月4日 映画ある日、朔太郎(大沢たかお)の婚約者・律子が突然書置きを残して失踪した。彼女の行き先が四国である事を知った朔太郎は、後を追いかける。四国は朔太郎の故郷でもあり、高校時代の初恋の思い出が眠る場所でもあった…。遅ればせながら、話題作を見る。
かつて某所で「空港のシーンが『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』みたいだった。」との意見があり、純愛(?)映画でホラー映画のようなシーンとは?と思っていたが、なるほど納得。それが妙にツボにはまってしまい、感動的なシーンで笑いをこらえるハメに……
純愛映画というのがどういうものかわからないが、まあ良い話だったのでは。ストーリィ的には薄いところがあるが、映像はキレイだし、感じるところのある作品ではないかと。これまた某所で、内容の無い青春映画を賛美するのは失った青春に対する幻想だ云々と断じた方がいたが、これはこれでアリかなと。どのようなものにしろ、映画は幻想を写すものだろうから。