高田崇史『QED 鬼の城伝説』
2005年9月23日 読書桃太郎に虐げられし、鬼たちの慟哭が聞こえる!「QED」シリーズ第9弾!!★☆=1.5
岡山・吉備津神社に今も伝わる、占ト「鳴釜神事」。大和朝廷によって退治され、土中深く埋められた鬼神…温羅の首が、釜を唸らせて人の吉凶を告げるという。一方、これとは逆に、総社市の外れ、鬼野辺家に先祖代々伝わる大きな釜には、鳴ると凶…主が死ぬという言い伝えがあった。そして……、不吉の釜が鳴り、土蔵に長男・健爾の生首が!?旅の途中、事件に遭遇した崇は、事件の核心“桃太郎伝説”の騙りを衝く!
山田悠介『スイッチを押すとき』
2005年9月22日 読書 コメント (2)君たちはなぜ生きているんだ?増加する青少年の自殺に終止符を打つため、政府が立ち上げた恐るべきプロジェクトとは…。生きる意味を問う衝撃のストーリー。☆=0.5
読みやすいが内容が薄い。
設定は面白いというか、面白くなりそうではあるものの、肝心の中身がよろしくない。書かれていることを納得させるだけの説得力に欠けるため、近未来の設定にリアリティがなく、結果、全体に短絡的な雰囲気を感じさせる。一応、ストーリー的な盛り上がりはあるものの、序盤で十分に予測できる内容のため、特に驚きもなく、「あぁ、ハイハイ。そうね」と読み終わってしまう。
「生きる意味を問う」には、文章力と発想があまりにも不足していると思うが、どうか。残念ながら、他人にはオススメできない一冊である。
舞台『THE WINDS OF GOD』
2005年9月21日 映画★★★=3.0
舞台「THE WINDS OF GOD−零の彼方へ−」を見てきました。
県内であった8月の公演にいけなかったのですが、さらに近い場所で追加公演が行われたので、喜び勇んでいってきました。
有名なお芝居なので、内容云々はその手のサイトに任せて、全体的な感想だけ。
幕が下りた後の今井さんのトークに、震えがきました。舞台全体もそうですが、魂を揺さぶられるような激しい情熱を感じました。今井さんが沖縄公演を機に一度は封印したこのお芝居を再び演じようと思ったのは、例の9・11飛行機テロに際して、アメリカのメディアが「カミカゼ・アタック」と表現したことが原因だったそうです。
舞台でなかば叫ぶように熱っぽく語る今井さんに、会場全体が感激しているように思えました。音響や照明の設備は都市圏のホールと比べるべくもありませんが、それでも、ドラマや映画ではなく、舞台の「THE WINDS OF GOD」を見ることが出来たのは、良かったです。
自分の信じること、求めるものに向かって全力で挑む。心から魂から搾り出すような想いと言葉。ああいったものを人々は情熱と呼ぶのでしょう。そして、それほどまでの情熱を持たない私のような人間は、情熱と情熱を持つ人に対して、憧憬と畏敬の念を抱かずにはいられません。
舞台「THE WINDS OF GOD−零の彼方へ−」を見てきました。
県内であった8月の公演にいけなかったのですが、さらに近い場所で追加公演が行われたので、喜び勇んでいってきました。
有名なお芝居なので、内容云々はその手のサイトに任せて、全体的な感想だけ。
幕が下りた後の今井さんのトークに、震えがきました。舞台全体もそうですが、魂を揺さぶられるような激しい情熱を感じました。今井さんが沖縄公演を機に一度は封印したこのお芝居を再び演じようと思ったのは、例の9・11飛行機テロに際して、アメリカのメディアが「カミカゼ・アタック」と表現したことが原因だったそうです。
舞台でなかば叫ぶように熱っぽく語る今井さんに、会場全体が感激しているように思えました。音響や照明の設備は都市圏のホールと比べるべくもありませんが、それでも、ドラマや映画ではなく、舞台の「THE WINDS OF GOD」を見ることが出来たのは、良かったです。
自分の信じること、求めるものに向かって全力で挑む。心から魂から搾り出すような想いと言葉。ああいったものを人々は情熱と呼ぶのでしょう。そして、それほどまでの情熱を持たない私のような人間は、情熱と情熱を持つ人に対して、憧憬と畏敬の念を抱かずにはいられません。
西澤保彦『腕貫探偵 市民サーヴィス課出張所事件簿』
2005年9月21日 読書TV「凶笑面−蓮杖那智フィールドファイル1」
2005年9月19日 映画16日放送の2時間ドラマ。録画にて視聴。
だいぶ脚本が変わっているようで、案の定、死体の数は増えた(苦笑)
那智の印象は、原作の「クール・ビューティー」ではなくて、どちらかといえば「エキセントリック」と呼びたくなるような雰囲気。男装の麗人っぽいキャラクターをイメージしていたので、女性的な那智は逆に新鮮。
民俗学的な面(というか、民俗学者的な面)は結構クローズアップされていたように思う。あと、助手のミクニがあまりにも情けなくなっていてちょっと残念。次作に期待しよう(あるのか?)
「凶笑面」という単語と、山奥の閉鎖的な村、村の過去、旧家の因習といった部分がエライさんのお気に召して、めでたくドラマ化とあいなったのだなぁ、と思える話に変更されていたと思う。
だいぶ脚本が変わっているようで、案の定、死体の数は増えた(苦笑)
那智の印象は、原作の「クール・ビューティー」ではなくて、どちらかといえば「エキセントリック」と呼びたくなるような雰囲気。男装の麗人っぽいキャラクターをイメージしていたので、女性的な那智は逆に新鮮。
民俗学的な面(というか、民俗学者的な面)は結構クローズアップされていたように思う。あと、助手のミクニがあまりにも情けなくなっていてちょっと残念。次作に期待しよう(あるのか?)
「凶笑面」という単語と、山奥の閉鎖的な村、村の過去、旧家の因習といった部分がエライさんのお気に召して、めでたくドラマ化とあいなったのだなぁ、と思える話に変更されていたと思う。
朱川湊人『かたみ歌』
2005年9月18日 読書忘れてしまってはいませんか? あの日、あの場所、あの人の、ちょっと不思議で、しかしかけがえのない思い出を。郷愁と共に蘇る、7つの奇蹟の物語。★=1.0
昭和40年代の下町商店街を舞台にした連作短編。「死」の匂いを強く感じさせる作品群である。すこしだけ「霊」の薫りも。1話目で脇役だった人物を次では主格に据えるなど、下町商店街の人々がクルクルと顔を出す。時には主役を果たし、時には名脇役として。
残念ながら、舞台は私が生まれる以前の世界であり、そこに郷愁を見出すことは出来なかった。しかし、「死」の匂いを強くまとわりつかせた物語には、不思議と胸に迫るものがある。郷愁とまでは言わないが、ほんのりとした淡い切なさを感じることが出来た。
北森 鴻『凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル1』
2005年9月17日 読書異端の民俗学者”蓮丈那智。彼女の研究室に一通の調査依頼が届いた。ある寒村で死者が相次いでいるという。それも禍々しい笑いを浮かべた木造りの「面」を、村人が手に入れてから―(表題作)。暗き伝承は時を超えて甦り、封じられた怨念は新たな供物を求めて浮遊する…。那智の端正な顔立ちが妖しさを増す時、怪事件の全貌が明らかになる。本邦初、民俗学ミステリー。全五編。★☆=1.5
16日放映の2時間ドラマ版は、実家にて録画依頼済み。(ウチにはビデオデッキが無い)記憶を呼び覚ます意味も含めて、再読。
「凶笑面」は、2時間ドラマにするには少々ツライ内容だ。このままではせいぜい1時間で終わってしまうだろう。なにせ、死体がひとつしか出ない。お約束的には、3人ぐらい死ぬんじゃあないかなぁ。脇役キャラを追加して、大学でのシーンを増やして……それでもトリック部分が薄いような(汗)。民俗学的な部分(蘇民将来とか)をクローズアップしてくれれば嬉しいけど。一般の視聴者にはわかりにくい部分かもしれないので、あっさりばっさり端折られたりして。
ビデオを見るのが楽しみだ。
温泉部の部活動である隔月例会。
今回は夜景が見える?露天風呂ということで、夕方から発進。
参加者は4名。いつものメンツといえば、いつものメンツである。
途中、パソコンショップによって物色。盛大に買い込んだメンバーもいて、結構時間を食う。
パーツ類を見ていたら、自作してみようかなぁという気になってきた。
私のPC変遷は、Lavie(NEC)>Vaio(Sony)と、ノートばかりでデスクトップは職場のヤツしかいじったことが無い。しかし、いまのVaioがそろそろツラくなってきたので……。なんせ、MeでCeleonで800MHzの128MBであるからして……。
自作かぁ。難しそうではあるが、友人諸氏はみんなやってるしなぁ。ちょっと勉強してみるかな。踏ん切りがつけば冬のボーナスで……。
結構時間を食ったものの、結果的に程よく良い時間で温泉に到着。
ゴルフ場なんかがある高原のリゾートホテル?ですよ。温泉だけ入りに来た我々は、激しく場違いな雰囲気を醸し出している。
入浴料1000円也。かなり高いが、タオル貸し出し&シャンプー類完備ではある。……それでも高いが。
噂の露天風呂は確かに眺めも良く、日が暮れて月が出てくると、街の灯を存分に楽しむことが出来た。月も満月の直前で、ほぼ真ん丸な月がぽっかりと浮かんでいるのを湯船に浸かって鑑賞。あぁぁ、日本酒が欲しいぞ!冷でこう、キュッといきたい雰囲気。
1時間ほど露天風呂を堪能して、存分に和む。サウナや水風呂もあったが、未使用。ずうぅっと露天に浸かってた。
夕食はビックリドンキーでハンバーグ食って帰る。
入浴料が高かったが、それなりに満足した部活動であった。
今回は夜景が見える?露天風呂ということで、夕方から発進。
参加者は4名。いつものメンツといえば、いつものメンツである。
途中、パソコンショップによって物色。盛大に買い込んだメンバーもいて、結構時間を食う。
パーツ類を見ていたら、自作してみようかなぁという気になってきた。
私のPC変遷は、Lavie(NEC)>Vaio(Sony)と、ノートばかりでデスクトップは職場のヤツしかいじったことが無い。しかし、いまのVaioがそろそろツラくなってきたので……。なんせ、MeでCeleonで800MHzの128MBであるからして……。
自作かぁ。難しそうではあるが、友人諸氏はみんなやってるしなぁ。ちょっと勉強してみるかな。踏ん切りがつけば冬のボーナスで……。
結構時間を食ったものの、結果的に程よく良い時間で温泉に到着。
ゴルフ場なんかがある高原のリゾートホテル?ですよ。温泉だけ入りに来た我々は、激しく場違いな雰囲気を醸し出している。
入浴料1000円也。かなり高いが、タオル貸し出し&シャンプー類完備ではある。……それでも高いが。
噂の露天風呂は確かに眺めも良く、日が暮れて月が出てくると、街の灯を存分に楽しむことが出来た。月も満月の直前で、ほぼ真ん丸な月がぽっかりと浮かんでいるのを湯船に浸かって鑑賞。あぁぁ、日本酒が欲しいぞ!冷でこう、キュッといきたい雰囲気。
1時間ほど露天風呂を堪能して、存分に和む。サウナや水風呂もあったが、未使用。ずうぅっと露天に浸かってた。
夕食はビックリドンキーでハンバーグ食って帰る。
入浴料が高かったが、それなりに満足した部活動であった。
遅い夏休みに天草1泊2日の旅、2日目。
枕が変わったせいか、いつもより少し早く起床。
朝風呂が無いのは残念だが、温泉旅館ではないし仕方あるまい。
窓を開け、目の前の海(海水浴場である)をながめる。磯の香りが心地よい。8時ごろ朝食。焼き魚に海苔と納豆と生卵(いつも思うが、この組み合わせを消費しようとすれば、2杯以上はご飯を食わねばなるまい)という、日本的定番朝食だったが、味の方はまずまず。この旅館はなかなかの「アタリ」だったようだ。
9時、荷物をまとめて出発。
今年4月に復元整備の1部公開が始まった富岡城跡をみる。天草・島原の乱に際し、キリシタンが立て篭ったという城である。本丸には立派なビジターセンターが建ち、門や蔵が復元されていて、巨費を投じていることが容易に想像できる。どのくらいかかっているものか、案内所の方に聞いてみたが、明確な額はわからなかった。その案内所で、国と県が整備して維持管理を町に任せているという話を聞いた。本当だろうか。それで潤沢な予算が得られているのかもしれないが。
富岡城跡を出発して志岐城跡を遠めに眺め、海岸線をひた走る。昨日今日と天候に恵まれ、青と緑の海(紺碧というヤツですかね?)がキレイで気持ちが弾む。途中、名物の干しタコを干している?風景も見ることができ、旅行気分は最高潮に。昼食はタコを食おうと思いつつ、本渡のドルフィンワールドへ。イルカのショーを見て感動する。イルカと握手!ということで初めてイルカに触れる。何だか硬くてゴムみたいな感触だった。時間の都合でアシカのショーは断念。ここにはペンギンもいるのだが、大勢でぬぼーッと立っているペンギンが愛らしかった。らぶりー。
本渡市の歴史民俗資料館を見た後、本戸城跡の本丸に建てられた切支丹館(資料展示館)を見学。どの資料館にあるのも、同じ様な資料と同じ様な説明で、少々食傷気味。キリシタン関連の歴史資料については、県や大規模市が天草の特別展をしたときに見るのがベストかもしれない。町の資料館では資料冊子も、展示図録のようにはいかないし。
気を取り直して、昼食にタコとネギトロがたっぷり乗った海鮮丼を食す。ぷりぷりしたタコが美味い。道すがら、道の駅で地元のタコを使ったタコヤキ(3個百円)や塩味のアイスクリーム(250円)を食す。タコヤキは普通に美味かったが、アイスは微妙。水色できれいなのだが、味の方は、しょっぱいような甘いような……「しお味」という表記も微妙。味に自信があるなら、嘘でも良いから「天草マリンブルー味」とか言ってしまえば良いのに。私は2度と食べないと思うけれど。
腹を満たしたら天草の海と島々を巡るパールラインを走り、天草ビジターセンター、天草四郎メモリアルホールを見学。ビジターセンターはやはり国から予算が出ているようで、無駄にお金がかかっている。天草の自然がおざなりに解説されているだけで(歴史の解説は無し)、後はパンフレット類があるだけ。もう少し何とかならないものか。
メモリアルホールの方は天草四郎に特化した展示で、それなりに楽しめたが、あまりにも美化しすぎているような気が。天草・島原の乱は、我が国発の自由と平等を求めての戦いだったんだそうな。うーん。……自由はともかく、平等はどうかなぁ…。
天草5橋を渡り終え、本土に到着したところで、今回の旅はほぼ終了。
松橋ICより高速道路に乗り、帰路に着いた。全走行距離約530km。
日本に根付いたキリスト教文化を見ることができたのは、行った甲斐があった点。あとは資料館が充実すれば良いのだけれど。富岡城跡はお金がかかっているようで、非常に立派だったが、やはり歴史の展示解説にもう少し力を入れても良いのではないかと……(富岡・天草どちらのセンターも、国定公園に対してのセンター事業ということで自然に関する説明が多かった)。個人的には、道々で見た「タコの町 有明町」と描かれたのぼり?が面白かった。結構な数が立っていたし、文句・絵柄も数種類あったようだ。そういえば、タコは美味かったなぁ。
枕が変わったせいか、いつもより少し早く起床。
朝風呂が無いのは残念だが、温泉旅館ではないし仕方あるまい。
窓を開け、目の前の海(海水浴場である)をながめる。磯の香りが心地よい。8時ごろ朝食。焼き魚に海苔と納豆と生卵(いつも思うが、この組み合わせを消費しようとすれば、2杯以上はご飯を食わねばなるまい)という、日本的定番朝食だったが、味の方はまずまず。この旅館はなかなかの「アタリ」だったようだ。
9時、荷物をまとめて出発。
今年4月に復元整備の1部公開が始まった富岡城跡をみる。天草・島原の乱に際し、キリシタンが立て篭ったという城である。本丸には立派なビジターセンターが建ち、門や蔵が復元されていて、巨費を投じていることが容易に想像できる。どのくらいかかっているものか、案内所の方に聞いてみたが、明確な額はわからなかった。その案内所で、国と県が整備して維持管理を町に任せているという話を聞いた。本当だろうか。それで潤沢な予算が得られているのかもしれないが。
富岡城跡を出発して志岐城跡を遠めに眺め、海岸線をひた走る。昨日今日と天候に恵まれ、青と緑の海(紺碧というヤツですかね?)がキレイで気持ちが弾む。途中、名物の干しタコを干している?風景も見ることができ、旅行気分は最高潮に。昼食はタコを食おうと思いつつ、本渡のドルフィンワールドへ。イルカのショーを見て感動する。イルカと握手!ということで初めてイルカに触れる。何だか硬くてゴムみたいな感触だった。時間の都合でアシカのショーは断念。ここにはペンギンもいるのだが、大勢でぬぼーッと立っているペンギンが愛らしかった。らぶりー。
本渡市の歴史民俗資料館を見た後、本戸城跡の本丸に建てられた切支丹館(資料展示館)を見学。どの資料館にあるのも、同じ様な資料と同じ様な説明で、少々食傷気味。キリシタン関連の歴史資料については、県や大規模市が天草の特別展をしたときに見るのがベストかもしれない。町の資料館では資料冊子も、展示図録のようにはいかないし。
気を取り直して、昼食にタコとネギトロがたっぷり乗った海鮮丼を食す。ぷりぷりしたタコが美味い。道すがら、道の駅で地元のタコを使ったタコヤキ(3個百円)や塩味のアイスクリーム(250円)を食す。タコヤキは普通に美味かったが、アイスは微妙。水色できれいなのだが、味の方は、しょっぱいような甘いような……「しお味」という表記も微妙。味に自信があるなら、嘘でも良いから「天草マリンブルー味」とか言ってしまえば良いのに。私は2度と食べないと思うけれど。
腹を満たしたら天草の海と島々を巡るパールラインを走り、天草ビジターセンター、天草四郎メモリアルホールを見学。ビジターセンターはやはり国から予算が出ているようで、無駄にお金がかかっている。天草の自然がおざなりに解説されているだけで(歴史の解説は無し)、後はパンフレット類があるだけ。もう少し何とかならないものか。
メモリアルホールの方は天草四郎に特化した展示で、それなりに楽しめたが、あまりにも美化しすぎているような気が。天草・島原の乱は、我が国発の自由と平等を求めての戦いだったんだそうな。うーん。……自由はともかく、平等はどうかなぁ…。
天草5橋を渡り終え、本土に到着したところで、今回の旅はほぼ終了。
松橋ICより高速道路に乗り、帰路に着いた。全走行距離約530km。
日本に根付いたキリスト教文化を見ることができたのは、行った甲斐があった点。あとは資料館が充実すれば良いのだけれど。富岡城跡はお金がかかっているようで、非常に立派だったが、やはり歴史の展示解説にもう少し力を入れても良いのではないかと……(富岡・天草どちらのセンターも、国定公園に対してのセンター事業ということで自然に関する説明が多かった)。個人的には、道々で見た「タコの町 有明町」と描かれたのぼり?が面白かった。結構な数が立っていたし、文句・絵柄も数種類あったようだ。そういえば、タコは美味かったなぁ。
遅い夏休みで天草1泊2日の旅。1日目。
寝不足をおして08:40に部屋を出発。
途中、某チケットを受け取る必要があり、そのことは前日に先方と電話で確認済み。09:30頃、某所に到着。チケットを受け取ろうとするが、担当業務は10時より開始と言われる。はて?昨日電話して明日10時前にお伺いします。と伝えたのだが……10時からなら、昨日の段階で言ってくれよぅ。微妙に時間を潰してチケットを受領。旅行計画に30分の遅れが発生。その結果、フェリーの時刻には間に合わず、1本遅らせることに。このフェリーは1時間に2・3便出ているから良いが、この後に控える肝心かなめの天草に渡るフェリーは1時間に1便という危険なスケジュール。間に合うのか?
30分弱の遅れを抱いたまま、計画通りに車を走らせる。
少し遅い昼食に「まぐろラーメン」を食す。3度目となるまぐろラーメン、今回は「ゆのまえ食堂」というお店。ラーメン専門店ではなく、普通の食堂である。あっさりしているなかにダシが効いている?感じで、美味しかった。個人的には、以前食べた醤油味がキツイお店よりは好みの味。まぐろラーメンが食べられる店は全部で8店舗。全店制覇?を目指して頑張ろうかなどと思っていたところ、30分の遅れが効いて、やはりフェリーに間に合わない危険性が。慌てて猛スピードで走行し、出航5分前に滑り込んで手続きを済ませ、どうにか事なきを得る。
フェリーに揺られ、天草下島へ。
コレジヨ館から崎津天主堂、大江天主堂+資料館と隠れキリシタン系の観光地を見てまわる。キリスト教徒の方の墓石なども眺め、この地には和風キリスト教の文化が育まれているのだなぁと実感。異文化に触れることが出来、来た甲斐があったとほくそ笑む。
日も暮れて観光には厳しくなってきたので、宿泊地を目指してひた走る。今夜の宿は天草の北西端、富岡。1泊2食付5000円(安い!)の旅館である。
旅館の風呂は残念ながら温泉ではなかったが、食事の方は予想を上回る量と味だった。新鮮な刺身に家庭的な煮物や味噌汁など、美味い上に豪華な夕食。特にタコの刺身とエビフライが美味かった。予約の際に素泊まり4000円、朝食付4500円、2食付5000円……との話だったので、あまり期待していなかっただけに、嬉しい誤算である。(500円の食事って聞くと……ねぇ?)
買い込んできた缶チューハイをあおって就寝。
(チューハイの名称は忘れたが、地元では見たことのない緑色の缶で、グレープフルーツを皮ごと搾ったような苦味が鮮烈で結構美味かった)
寝不足をおして08:40に部屋を出発。
途中、某チケットを受け取る必要があり、そのことは前日に先方と電話で確認済み。09:30頃、某所に到着。チケットを受け取ろうとするが、担当業務は10時より開始と言われる。はて?昨日電話して明日10時前にお伺いします。と伝えたのだが……10時からなら、昨日の段階で言ってくれよぅ。微妙に時間を潰してチケットを受領。旅行計画に30分の遅れが発生。その結果、フェリーの時刻には間に合わず、1本遅らせることに。このフェリーは1時間に2・3便出ているから良いが、この後に控える肝心かなめの天草に渡るフェリーは1時間に1便という危険なスケジュール。間に合うのか?
30分弱の遅れを抱いたまま、計画通りに車を走らせる。
少し遅い昼食に「まぐろラーメン」を食す。3度目となるまぐろラーメン、今回は「ゆのまえ食堂」というお店。ラーメン専門店ではなく、普通の食堂である。あっさりしているなかにダシが効いている?感じで、美味しかった。個人的には、以前食べた醤油味がキツイお店よりは好みの味。まぐろラーメンが食べられる店は全部で8店舗。全店制覇?を目指して頑張ろうかなどと思っていたところ、30分の遅れが効いて、やはりフェリーに間に合わない危険性が。慌てて猛スピードで走行し、出航5分前に滑り込んで手続きを済ませ、どうにか事なきを得る。
フェリーに揺られ、天草下島へ。
コレジヨ館から崎津天主堂、大江天主堂+資料館と隠れキリシタン系の観光地を見てまわる。キリスト教徒の方の墓石なども眺め、この地には和風キリスト教の文化が育まれているのだなぁと実感。異文化に触れることが出来、来た甲斐があったとほくそ笑む。
日も暮れて観光には厳しくなってきたので、宿泊地を目指してひた走る。今夜の宿は天草の北西端、富岡。1泊2食付5000円(安い!)の旅館である。
旅館の風呂は残念ながら温泉ではなかったが、食事の方は予想を上回る量と味だった。新鮮な刺身に家庭的な煮物や味噌汁など、美味い上に豪華な夕食。特にタコの刺身とエビフライが美味かった。予約の際に素泊まり4000円、朝食付4500円、2食付5000円……との話だったので、あまり期待していなかっただけに、嬉しい誤算である。(500円の食事って聞くと……ねぇ?)
買い込んできた缶チューハイをあおって就寝。
(チューハイの名称は忘れたが、地元では見たことのない緑色の缶で、グレープフルーツを皮ごと搾ったような苦味が鮮烈で結構美味かった)
明日より2日間、遅い夏休みをとって天草に行ってきます。
本当は9月4日頃行くはずだったのですが……台風14号が憎い。
17〜19日は3連休になる予定で、あわせて5連休なんですが、17日は温泉部の活動が計画されてるので、1泊2日で行ってきます。
そして、業務の状況を見るに18・19日は休日出勤になりそうです(泣)
いや、休みとって旅行に行って本来の休みに休日出勤てのは、なんだかこう、体裁が悪い気がするなぁ……
#追記。
本来は15日早朝の出来事なんですが。
早朝、物音で目が覚める。咄嗟に時計を見ると午前5時。
何だ一体と思って起きると、叫び声が聞こえる。
「だれかー!たすけてー!ころされるー!」
!!
救けを求める若い女性の声が!「殺される」とは尋常じゃあない。
慌ててカーテンをめくってみても、外は闇。
耳を澄ましてみると、アパートの某部屋から叫び声が聞こえてくる。
泣き叫ぶ女性の声、怒気をはらんだ男性の声、大泣きする子どもの泣き声。
どうやら夫婦喧嘩のようだが、穏やかじゃあない。
本気で警察を呼ぼうかと悩む。
女性はやはり「殺されるー!」を叫んでいるが、男の声は怒りながらもそれをなだめている様子。「警察が来たらどうするんだ」とか。
そのうちに女性は泣き崩れてしまったようで、それに対して男が「泣いてどうするんだ!泣いても何にもならない」というようなとことを言ったようだ。
結局、夫婦喧嘩で「殺される」危険性はなさそうだと思ったが、あまりのことに目が冴えてしまって寝付けない。
うーん。近所迷惑な。
本当は9月4日頃行くはずだったのですが……台風14号が憎い。
17〜19日は3連休になる予定で、あわせて5連休なんですが、17日は温泉部の活動が計画されてるので、1泊2日で行ってきます。
そして、業務の状況を見るに18・19日は休日出勤になりそうです(泣)
いや、休みとって旅行に行って本来の休みに休日出勤てのは、なんだかこう、体裁が悪い気がするなぁ……
#追記。
本来は15日早朝の出来事なんですが。
早朝、物音で目が覚める。咄嗟に時計を見ると午前5時。
何だ一体と思って起きると、叫び声が聞こえる。
「だれかー!たすけてー!ころされるー!」
!!
救けを求める若い女性の声が!「殺される」とは尋常じゃあない。
慌ててカーテンをめくってみても、外は闇。
耳を澄ましてみると、アパートの某部屋から叫び声が聞こえてくる。
泣き叫ぶ女性の声、怒気をはらんだ男性の声、大泣きする子どもの泣き声。
どうやら夫婦喧嘩のようだが、穏やかじゃあない。
本気で警察を呼ぼうかと悩む。
女性はやはり「殺されるー!」を叫んでいるが、男の声は怒りながらもそれをなだめている様子。「警察が来たらどうするんだ」とか。
そのうちに女性は泣き崩れてしまったようで、それに対して男が「泣いてどうするんだ!泣いても何にもならない」というようなとことを言ったようだ。
結局、夫婦喧嘩で「殺される」危険性はなさそうだと思ったが、あまりのことに目が冴えてしまって寝付けない。
うーん。近所迷惑な。
河合倍平子『琥珀色の過去』
2005年9月13日 読書一人の男の死体が発見された。被害者の周辺を捜査するうちに、31年前の殺人事件が浮かび上がる…。過去と現在をつなぐ殺人事件と、解明に奔走する刑事達の姿を通し、人間の欲望と幸せ、生きる意味を描くミステリー。★=1.0
良くも悪くも2時間サスペンス風味。主人公の刑事に活躍の場面があまりなく、一捜査員として奔走しているうちに、事件が解決してしまう点は、ややカタルシスに欠ける。主人公に限らず、登場人物のキャラクターがあまり立っていないため、感情移入も薄い。登場人物同士の関係もご都合主義が過ぎるように思えた。文章もやや無味乾燥気味なため、単に事件発生から解決までの出来事を追った、という感想になってしまう。
作品の雰囲気は嫌いではないので、次回作に期待したい。骨太の刑事ドラマ(主人公は30代。世話になった先輩刑事の殉職あり)とかでどうだろうか。まぁ、それはそれで2時間ドラマ臭いのだが。
作者は刑事・検事・弁護士等が出てくるドラマに精通しているのだろうか。さらりと「次長検事」などと表記しているが、その手のサスペンスものをあまり見ない人には、どのくらいエライ肩書きなのか、わからないのではないだろうか。
パペットマペット『パペットマペットの4コマショートコント大作戦』3巻
2005年9月12日 読書おかげさまで3巻目!!★=1.0
累計20万部突破のベストセラー第3弾登場!!
特製パペマペシール付き!!
いつのまにやら3巻目。
最近テレビではコントを見ないなぁ。(後の方で映ってはいるけど)いちおう、営業とか連載とか仕事はやってるようなので、このまま消える…ことはないと信じたい。
身振り手振り付ではしゃぎまくるウシとカエルを、また見たいなぁ。
ホント、あんな風に動かすのは難しいんだから。(付け焼刃実演済み)
真ん中の人、すごいよなぁ………黒い人などいないッ(笑)
自民圧勝というのは個人的には残念な結果。世の人々は小泉政権を(まだ)支持するらしい。
優勢民営化?それ自体は良いことだと思うが、民営化の理由がいまひとつ不鮮明。示威行為というか、大仰なポーズのようで。改革やってますよーっていうポーズ。郵政が税金を浪費しているかのように国民を煽り、反公務員感情を手玉にとって、支持勢力としている現状はどうにも騙されていると思う。郵政民営化の可否を問う選挙と称しているのも詭弁臭い。郵政以前に議員年金とか対中韓朝とか、色々やるべきことがあると思うぞ。だからといって、民主党に自民以上のビジョンがあるかといえば、そうでもない。
民主党には、福祉と外交、経済政策で自民党の上を行ってもらいたい。
連立与党に対抗できる強い野党がいない現状では、小泉政権の横暴を抑制できず、その点こそが非常に恐ろしい。
優勢民営化?それ自体は良いことだと思うが、民営化の理由がいまひとつ不鮮明。示威行為というか、大仰なポーズのようで。改革やってますよーっていうポーズ。郵政が税金を浪費しているかのように国民を煽り、反公務員感情を手玉にとって、支持勢力としている現状はどうにも騙されていると思う。郵政民営化の可否を問う選挙と称しているのも詭弁臭い。郵政以前に議員年金とか対中韓朝とか、色々やるべきことがあると思うぞ。だからといって、民主党に自民以上のビジョンがあるかといえば、そうでもない。
民主党には、福祉と外交、経済政策で自民党の上を行ってもらいたい。
連立与党に対抗できる強い野党がいない現状では、小泉政権の横暴を抑制できず、その点こそが非常に恐ろしい。
篠田節子『ロズウェルなんか知らない』
2005年9月10日 読書ときに愚かしくも愛しい“人間”を描く、胸に迫る長編★★=1.5
地方の未来を真面目にわらう!!
過疎の町を再生しようと悪戦苦闘する元若者たちが仕掛けた策とは……?UFOで町おこし!?
まさに、町おこし狂想曲。いまは寂れたかつての観光地で中年たちが起死回生の町おこしだが、思わずあきれてしまうほど、バカバカしい。自暴自棄から暴走しだした中年たちの行動は、犯罪すれすれどころか立派な犯罪行為にまで暴走。読んでいて思わず、あぁ、やっちゃったと嘆息。
企画力のない補助金行政の役場。かつての栄光にしがみつき、責任転嫁しつつ殿様商売をする老人達。過疎がすすみ、収入も減っていく現実。
地方の現実がコミカルに描かれ、悲壮感漂う喜劇といった風。
石田敦子『アニメがお仕事!』3巻
2005年9月9日 コミック
★★=2.0
好きなことを好きだ、といえる喜び。
好きなことをやっていられる、幸せ。
好きなことであれば譲れない、想い。
曲がりなりにも、好きなことを仕事にした現在、僕は、あの頃のようにひたむきに、情熱を持って「好きなこと」に接しているのだろうか。
「好き」という初心に帰ることが出来る、情熱とパワーにあふれたコミック。今回は特に見ごたえあるシーンが多い。
ぜひ1巻からお読みください。
好きなことを好きだ、といえる喜び。
好きなことをやっていられる、幸せ。
好きなことであれば譲れない、想い。
曲がりなりにも、好きなことを仕事にした現在、僕は、あの頃のようにひたむきに、情熱を持って「好きなこと」に接しているのだろうか。
「好き」という初心に帰ることが出来る、情熱とパワーにあふれたコミック。今回は特に見ごたえあるシーンが多い。
ぜひ1巻からお読みください。
唯散桜『夏休みの、僕の純愛』
2005年9月8日 読書あの日、草むらの秘密基地で交わした二人だけの約束。僕はずっと忘れない…。二度と還らない季節を描く。★=0.5
主人公の台詞回しに激しく違和感を感じた一冊。
語尾がすべからく「〜のさ……」などとなっているのに我慢できず。
ストーリー展開はありがちといえば、ありがち。
主人公とその親友、女友達との青い関係や、まだ若い女性教師や主人公の母といった、大人の女性に主人公が抱く想い。まさに青春と呼べるかもしれない。しかし、作り物じみた感じに加えて、作者の陶酔感まで感じ取ってしまい、どうにもクサくてツマラナイ物語に思えた。どうやら、私とは相性が悪かったようだ。
西炯子『STAYラブリー 少年』2巻(完結)
2005年9月6日 コミック
★=1.5
鹿児島を舞台にした青春恋愛もの。
1巻で人間関係と状況を整え、この2巻では、切なさと甘酸っぱさが加速して、フルスロットルでエンディングという、非常にオーソドックスな仕上がりになっている。ドラマティックな展開を求めるには巻数が少ないが、切なさと青い恋の妙は存分に描かれている。ぜひ。
鹿児島を舞台にした青春恋愛もの。
1巻で人間関係と状況を整え、この2巻では、切なさと甘酸っぱさが加速して、フルスロットルでエンディングという、非常にオーソドックスな仕上がりになっている。ドラマティックな展開を求めるには巻数が少ないが、切なさと青い恋の妙は存分に描かれている。ぜひ。
氷川透『逆さに咲いた薔薇』
2005年9月5日 読書女性を狙った殺人事件が連続して起こった。同一犯が疑われるが、動機が見いだせない。★=1.0
警視庁捜査一課の新人刑事・椎名梨枝は、この事件を予見するかのような小説が出版されている事実を突き止める。犯人は小説を模倣したのだろうか。
梨枝とその友人・祐天寺美帆が、奇怪な事件の謎に挑む!
赤い靴下を履いた被害者は、誰になぜ、殺されたのか!?
星野之宣『宗像教授異考録』1巻
2005年9月4日 コミック
★★★=2.5
前作『宗像教授伝奇考』に続き、宗像教授が帰ってきた。
歴史と民俗を独自の切り口で解釈する面白みは、まったく衰えず。加えて、前作よりもさらに人情味が強められているようだ。
また、教授の研究テーマである「産鉄」というテーマもたびたび取り上げられ、本シリーズを通じての大きなテーマになっていきそう。
前作『宗像教授伝奇考』に続き、宗像教授が帰ってきた。
歴史と民俗を独自の切り口で解釈する面白みは、まったく衰えず。加えて、前作よりもさらに人情味が強められているようだ。
また、教授の研究テーマである「産鉄」というテーマもたびたび取り上げられ、本シリーズを通じての大きなテーマになっていきそう。