北森 鴻『凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル1』
2005年9月17日 読書異端の民俗学者”蓮丈那智。彼女の研究室に一通の調査依頼が届いた。ある寒村で死者が相次いでいるという。それも禍々しい笑いを浮かべた木造りの「面」を、村人が手に入れてから―(表題作)。暗き伝承は時を超えて甦り、封じられた怨念は新たな供物を求めて浮遊する…。那智の端正な顔立ちが妖しさを増す時、怪事件の全貌が明らかになる。本邦初、民俗学ミステリー。全五編。★☆=1.5
16日放映の2時間ドラマ版は、実家にて録画依頼済み。(ウチにはビデオデッキが無い)記憶を呼び覚ます意味も含めて、再読。
「凶笑面」は、2時間ドラマにするには少々ツライ内容だ。このままではせいぜい1時間で終わってしまうだろう。なにせ、死体がひとつしか出ない。お約束的には、3人ぐらい死ぬんじゃあないかなぁ。脇役キャラを追加して、大学でのシーンを増やして……それでもトリック部分が薄いような(汗)。民俗学的な部分(蘇民将来とか)をクローズアップしてくれれば嬉しいけど。一般の視聴者にはわかりにくい部分かもしれないので、あっさりばっさり端折られたりして。
ビデオを見るのが楽しみだ。
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