人間って、空から墜ちてきたものかもしれない。それじゃあ、死んだら、上がっていく?――戦いを生きる子供たち。著者渾身のシリーズ第三弾
★★=1.5
『スカイ・クロラ』『ナ・バテ・ア』に続くシリーズ3作目。
相変わらず綺麗な装丁の本。
現実感の無い地上の日常と、嬉々として戦闘機を駆る空中。
疑問も苦悩もなく戦闘機を飛ばした日々から、少しずつ世界の動きに飲み込まれていく。
遣る瀬無さ、悲哀、切なさ。ネガティブなイメージの感想が混ざりあい、孤高の悲壮感とでも言うべき読後感を与える。

1作目『スカイ・クロラ』はイマヒトツな感じだったが、2作目で色々なことがわかり、すごく面白くなってきた。続刊が待ち遠しい。

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