DVD『ミミック』

2005年7月31日 映画
「mimic」とは擬態の意。動物が身を守ったり、敵を攻撃したり、色や形を周囲の物や捕食者に似せることをいう。
 ゴキブリを媒介として子供たちを死に至らしめる伝染病が、近未来のニューヨークを襲った。昆虫学者スーザンは、遺伝子操作でDNAをもたないゴキブリの天敵「ユダの血統」を発表。伝染病は絶滅したかのように見えたが、「ユダ」は進化し、人間に擬態して変化を遂げていくのだった。
★=1.0
B級ホラーの名高い(?)名作らしい。『ミミック3』まで製作されている。
人間に擬態した巨大昆虫が人を襲うというシチュエーション。アリとカマキリの遺伝子を組み込んでいるので、殺傷力と組織力は高い。

B級なりに楽しめるが、設定的にはいかがなものかと。
伝染病媒介者の根絶(伝染病の原因根絶ではない)に、遺伝子操作した新種を作り出すなんてのは……よく国が許したな、と。それだけ逼迫した状況だったということか。あと、クリーチャーの擬態も映像を見る限りは、かなり無理があるレベル。
個人的には、嫌悪感をぞくぞくと刺激するオープニングが格好よくて好き。このためだけに見ても良いくらい。

コメント