DVD『g@me.』
2005年5月14日 映画広告代理店勤務のエリート佐久間(藤木直人)は、憎々しいクライアント・葛城(石橋凌)の娘・樹里(仲間由紀恵)から、自分を誘拐して葛城から身代金3億円を手に入れる計画を持ちかけられ、やがてそれを実行に移す。しかし、それは危険な愛のゲームの始まりでもあった……。タイトルの読みは「ゲーム」。
原作『ゲームの名は誘拐』(東野圭吾)がすごく良かったので、期待していた一本。近所のレンタル屋がずっと貸出し中で……
原作では主役2人が「誘拐」と「恋愛」の「ゲーム」として割り切っていた感が強かったが、本作では感情が揺れ動く、より人間的な解釈に。また、ストーリーも原作を一歩進めた感じになっており、脚本にも好感が持てた。(個人的には、より「ゲーム」的な印象を与える最後の最後のシーンは蛇足的な感じがするが……)
個人的には音楽が×。クール?な感じを出しているのかもしれないが、ストーリー展開にはそぐわず、ひどく浮いて感じられた。あと、仲間由紀恵の好演が光っていた。ファンの方には申し訳ないが、藤木直人は食われていた、というかパワー負けしていたような気がする。
個人的には音楽に難があるが、良くできた作品。原作ファンの期待を良い意味で裏切る仕上がりで、映画見た人が原作を読んでも楽しめる(と思う)。
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