岩永亮太郎『パンプキン・シザーズ』3巻
2005年4月12日 コミック帝国が誇る巨大インフラストラクチャ“帝都地下大水道”を舞台に繰り広げられる、陸情3課(パンプキン・シザーズ)と民営水道管理局との麻薬密売をめぐるイタチごっこは、新たな、そして深刻な局面を迎えようとしていた。水道局長の背後で暗躍する謎の組織『銀の車輪結社』。国家公安を盾に、その実、麻薬密売の裏に隠された“利”を実力で奪取すべく強襲制圧部隊を動員、介入に乗り出す陸情1課。そして、ランデルとハンス、どちらかの『不可視の9番の屍骸が搬入されるのを、赤く厚い唇の奥で舌なめずりして待つ『カウプラン機関』主任・ミュゼ…。停戦から3年を経てなお熄まぬ銃声と干戈の響きは、確かな“人為戦災”の存在を誇示し、小柄な気高い公女を奮い立たせた……!約8か月ぶりの新刊。
既刊よりも画力の粗が目に付くような気がするが、そこはそれ。
ストーリーとドラマ面では、今回も期待を裏切らない出来栄え。
素晴らしい。特に主役?を完全に食っているアリス少尉の立ち居振る舞いには目を見張るものがる。格好良い。
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