浦賀和宏『松浦純菜の静かな世界』
2005年4月5日 読書「私には分かるよ。あなたの気持ちが。殺したい奴って、確かにいるもの」大けがを負い、療養生活をおくっていた松浦純菜が2年ぶりに自宅に戻ってくると、親友の貴子が行方不明になっていた。市内では連続女子高生殺人事件が発生。被害者は身体の一部を持ち去られていた!大強運で超不幸な“奇跡の男”八木剛士と真相を追ううちに2人の心の闇が少しずつ重なり合う新ミステリ。猟奇殺人を扱ったミステリだが、主人公の描写等はやや青春文学っぽい。その青春文学っぽさに引き込まれて一気に読める。
事件の犯人についてはともかく、主人公(女)の秘密についてはバレバレというか、容易に想像が付くのであまり驚きは無い。
主人公(男)が(ガンダムの)プラモデルを造る描写など、やや苦笑気味に楽しめる部分もあり。それに対する主人公(女)のコメント「グフパンチ」って……
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