伊集院静『駅までの道をおしえて』
2004年12月23日 読書君が待っている、その駅はどこにあるの。夏の微笑と、祈りをのせて電車は走る。かけがえのない時間に逢える短編集。短編集。表題作含む8編を収録。
友だち以上の、君と見ていた夏の海とまぼろし。夏の宵、長嶋監督がくれた真っ白な贈り物。古都の冬、生体肝移植に見た夫婦の絆。二度と逢えなくとも、想い続ける人たちの物語。
どのストーリーも、どこか切なくて何かが懐かしい。
8編それぞれに異なった切なさ?が収められている。
私にとっては、全作が文句なしに素晴らしいという本ではないが、
バラエティに富んでいることは間違いない。
上記の紹介文に興味を引かれた方は、手にとってみてはいかがかと。
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