本多孝好『真夜中の五分前side-B』
2004年12月10日 読書
唐突に始まる、「side-A」から2年後のストーリー。
やや説明に欠ける点が気になるが、主人公の感情を丁寧に書き綴っている点には好感が持てる。過去の「傷」を治し癒すのではなく、「傷跡」として昇華し、結晶化している。
分量的には、1冊に収まる程度で、なぜ2分冊なのか?と思ったが、読み終えた今は、2分冊にすべき物語だと思う。しかも、前後編でも上下巻でもないと感じる。side-A、Bというネーミングは妥当だろう。
本書「side-B」も「side-A」と同様、小気味よく読みやすい文章で、言葉に出来ないほど素晴らしい読後感がある。
やや説明に欠ける点が気になるが、主人公の感情を丁寧に書き綴っている点には好感が持てる。過去の「傷」を治し癒すのではなく、「傷跡」として昇華し、結晶化している。
分量的には、1冊に収まる程度で、なぜ2分冊なのか?と思ったが、読み終えた今は、2分冊にすべき物語だと思う。しかも、前後編でも上下巻でもないと感じる。side-A、Bというネーミングは妥当だろう。
本書「side-B」も「side-A」と同様、小気味よく読みやすい文章で、言葉に出来ないほど素晴らしい読後感がある。
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