小川洋子『ブラフマンの埋葬』読了。
淡々と描かれる日常に思わずしんみり。
おそらく、絶賛された前作、『博士の愛した数式』と比較される運命にあるのだろうけど、
ふたつの作品のベクトルは似て非なるものだと思う。上手く言えないけど。
『博士〜』の方が印象的なストーリィだったけど、
『ブラフマン〜』もこれはこれで良いのではないかと。

明日は休みということで、調子に乗って、竹内真『図書館の水脈』に手をつける。
村上春樹『海辺のカフカ』に誘われて旅に出て、私立図書館に辿り着く話らしい(まだ途中)
『海辺のカフカ』へのトリビュートということらしいけど、
『スプートニク〜』『世界の終わり〜』にも言及してるあたり、
村上春樹へのファンレター的な印象を強く受ける。
その他にも、さまざまな書名が出てくる。小説はもとより、『東日流外三郡誌』まで(苦笑)

大型かつ強力な台風接近中。
月曜日には本土上陸かな。対策は十分にね。

コメント